手術支援システム ダ・ヴィンチ

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ダ・ヴィンチによる前立腺がん治療について

2012年4月、他の臓器に先立ち、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を使用した前立腺がん摘出手術が保険適用となりました。
これを受け、当院でもダ・ヴィンチの導入を進め、2013年4月より前立腺がんのロボット支援手術を開始しました。
当院の「ダ・ヴィンチSi」は第3世代にあたり、県内では初の導入となりました。
また、3月上旬には、主に子宮頸がん治療に使用される放射線治療(ラルス)装置も導入しており、この装置を用いることで、前立腺がん治療としては全国的にも珍しい「HDR(遠隔操作密封小線源治療)」も行うことが可能になりました。
この2つの新たな医療機器の導入により、当院では前立腺がんのすべての治療法を行うことができるようになったと同時に、さらに質の高い医療を提供することができるようになりました。
前立腺がん治療は、早期の段階のものであれば、どの治療法においてもほとんど治療成績に差はなく、それぞれにメリット・デメリットはありますが、患者さまご自身が治療法を選択することができる時代になってきています。
これからは、医師が一方的に治療法を提示するのではなく、医師と患者さまが一緒になって治療法を選択していくプロセスが主流になっていくでしょう。
そのためにも、多くの方にさまざまな治療法があることを知っていただきたいと思います。

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前立腺がんとは

前立腺は、クルミほどの大きさの男性のみに存在する生殖器のひとつです。
膀胱の真下に位置し、尿道を取り囲むようなかたちで存在しています。
前立腺がんは、年齢とともに増加し、罹患者の多くは65歳以上です。
比較的進行がゆるやかなものが多く、前立腺がんが直接の死因となるのは、前立腺がん全体の20%程度で、残りの80%は別の病気が原因だとされています。

急増している前立腺がん

前立腺がんは、過去20年ほどで急増傾向にあり、その原因は主に次の3つであるとされています。

@食の欧米化…動物性たんぱく質や動物性脂肪の摂取増加
A社会全体の高齢化…人口の高齢化にともない、絶対数として増加
BPSA検査の普及…検査件数の増加で、早期発見される機会も増加

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前立腺がんの診断と治療法の選択

前立腺がんの診断

前立腺がんであることが確認された場合、次はその状態を診断していきます。

前立腺がんの状態を診断する 3つのポイント
  • 移があるか
    転移がある場合には、ホルモン療法を適用
  • 所の進行具合
    進行のレベルによっては、適用できない治療法も出てくる
  • ん細胞の悪性度
    がん細胞には、進行が早く再発しやすいもの(高リスク)と進行が緩やかで再発しにくいタイプのもの(低リスク)があり、前者に対しては特に入念な治療をしていく必要がある

前立腺がんの治療法の選択

総合的に診断した前立腺の状態と、患者さまのご希望をふまえ、最適な治療法を選択していきます。
また、各々の治療法は単独で行うこともありますが、それぞれの治療法を組み合わせて行う「集学的治療」により、高い効果を発揮します。

当院では、下記の前立腺がんに関する治療である手術、放射線治療、薬物療法のすべての治療方法が可能です。

  •         ・ロボット支援手術、開腹手術
  • 射線治療   ・LDR、IMRT、HDR
  • 物療法     ・ホルモン療法

  • 当院では、前立腺がんに関するすべての治療法が選択できるようになりました
表

切開全摘出手術(開腹手術)について

ダ・ヴィンチの導入により、今後、前立腺がん摘出手術におけるロボット支援手術の割合が70〜80%と主流になっていきます。
しかし、過去に下腹部分に大きな手術を受けた方や、心臓や肺に疾患を持っている方など、患者さまの状態によっては適用できないことがあります。
その場合、従来の開腹手術が適用されることになります。

ダ・ヴィンチが適用できない患者さまに対しても、変わらぬ高度医療を提供していきます。

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前立腺摘出術とロボット手術

前立腺摘出術にロボット手術が最適である理由
  • ・前立腺は狭い骨盤の奥にあり、周囲に静脈が網の目のように走り、近くには尿道括約筋、勃起神経がある 前立腺の手術は出血しやすく、尿道括約筋を傷つけると尿失禁、神経を切断すれば勃起障害が起こる
  • ・前立腺を切除した後、残った膀胱と尿道を縫合する
    開腹手術では術者の手を動かせる範囲が限られているため、縫合の確実性に問題があり、従来の内視鏡手術では鉗子先端の自由が効かないので、縫合に長時間を要する

前立腺摘出術にはロボット手術が最適
  • ・ダ・ヴィンチは、狭い空間の中で自在に鉗子を動かすことができる
  • ・見たいところを見たい方向から3次元画像で術野を拡大して見ることができるため、血管の損傷を最小限にし、神経温存や膀胱と尿道の吻合もより精密にできる
  • ・アメリカでは前立腺摘出術の80%がロボット手術で行われており、標準治療となっている

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お問い合わせ

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