平成27年度 長野市民病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 276 225 206 384 715 1,007 2,198 2,361 1,782 520
当院の入院患者さんは、60歳以上の占める割合が全体の71%、80歳以上が24%と、比較的ご高齢の患者さんが多く占めています。比較的若い世代である40歳代以下は19%です。
また、50歳代の退院患者数に比べ、団塊世代が含まれる60歳代の退院患者数は2倍以上多くなっています。
年代別の主な疾患は、40歳以下では肺炎や急性胃腸炎、虫垂炎などであり、60歳以上では肺炎(誤嚥性肺炎)、肺の悪性腫瘍、80歳以上では肺炎に加え大腿骨近位部骨折や脳梗塞などです。

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診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 115 7.36 10.93 6.09% 75.78
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2 なし 98 6.29 9.20 1.02% 73.24
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 72 13.43 14.34 8.33% 81.88
超音波・内視鏡センターでは消化器内科を中心に検査・治療を行っており、県内ではいち早く早期がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を導入し、現在も多数の症例を手がけています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx0200xx 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 87 5.06 7.84 0% 63.32
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 65 14.00 17.41 3.08% 72.18
060050xx0300xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 45 5.69 9.02 0% 70.09
豊富な経験に基づいた腹腔鏡下手術が治療の柱になっています。胆嚢のほか、結腸、食道、胃、直腸といった消化器の悪性腫瘍の腹腔鏡下手術も多く実施しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 157 24.41 28.70 53.50% 82.81
160780xx97xx0x 手関節周辺骨折脱臼 手術あり 定義副傷病 なし 49 3.47 4.37 0% 46.78
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病 なし 44 19.89 21.25 31.82% 75.77
地域性や高齢化の影響もあり、多くの大腿骨近位部骨折患者を治療しています。早期社会復帰と合併症予防のため、早期手術および術後の早期離床と早期リハビリテーションを積極的に取り入れています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 143 10.33 14.03 0% 67.34
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 134 6.51 7.59 0.75% 72.12
110080xx9903xx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり 87 4.03 4.30 0% 69.02
前立腺がんのロボット支援手術は導入から2015年6月までに200例を超える治療実績があります。密封小線源治療も1000例を超えます。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9904xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 182 16.62 13.38 0% 68.07
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 90 12.03 14.34 1.11% 74.66
040040xx9908xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 8あり 80 11.80 11.62 1.25% 64.98
肺がんの早期診断と集学的治療に力を注いでいます。また、チームで対処しなければならない重症呼吸器疾患の患者さんを地域の各種施設等から多く受け入れ、対応しています。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 76 5.14 5.33 1.32% 66.53
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 52 6.52 6.50 0% 42.71
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 46 9.61 10.18 0% 44.65
当院は産科がありません。したがって婦人科領域の良性疾患、悪性腫瘍の治療に専門特化しています。腹腔鏡による手術を積極的に行っています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x099030x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし 56 15.50 18.08 32.14% 75.45
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 36 8.33 10.02 8.33% 78.33
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 32 17.63 19.32 56.25% 72.44
脳卒中センターの開設にともない、脳梗塞患者数が増加傾向にあります。神経内科とともに超急性期~急性期の脳卒中治療に対応しています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 76 3.08 3.07 1.32% 66.64
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 64 16.33 18.30 7.81% 83.16
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 47 5.36 4.87 4.26% 73.98
虚血性心疾患や心不全などの緊急疾患に対応しています。「脳・心臓・血管診療」を第3の柱とし、2016年より心臓血管センターを開設し、不整脈に対するアブレーション治療を開始するなど、治療体制の充実を図っています。
呼吸器外科/乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 98 9.32 13.03 0% 69.11
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2 なし 67 5.03 6.79 0% 57.01
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2 なし 65 9.57 10.37 0% 59.71
呼吸器外科は、心臓・大血管・食道領域を除く胸部疾患に対する手術を扱っています。(原発性あるいは転移性肺腫瘍、自然気胸、縦隔腫瘍など)
乳腺外科では、乳がんに対する手術療法として乳房切除術と乳房温存術を実施し、乳房再建は形成外科が実施しています。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 41 3.51 5.31 0% 65.98
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 28 2.39 7.52 0% 48.00
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 19 4.42 3.58 5.26% 64.79
「24時間、365日、救急を断らない」をモットーに、軽傷から重症までさまざまな疾患の救急診療を専門の救急科の医師が対応しています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x099030x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし 106 12.98 18.08 26.42% 75.69
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 18.09 21.69 17.39% 76.78
010060x099000x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 12.09 15.80 13.04% 81.22
2011年10月に北信地域初の脳卒中専用の集中治療室「SCU(脳卒中ケアユニット)」を開設し、2015年5月には脳卒中センターの開設をするなど、脳卒中治療の充実を図ってきました。地域の救急隊との連携により、超急性期~急性期の脳卒中治療に対応しています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040080x1xxx0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳未満) 手術・処置等2 なし 58 4.26 5.27 0% 2.12
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 39 4.51 6.31 0% 4.36
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし 27 4.19 5.54 0% 1.59
当院には産科がありません。従って、新生児(生後1ヵ月まで)を除く乳幼児、学童~中学生までを対象として診療を行っています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 36 14.58 14.34 2.78% 79.72
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 手術なし 28 12.07 12.60 3.57% 73.04
180040xx02x0xx 手術・処置等の合併症 内シャント血栓除去術等 手術・処置等2 なし 19 2.42 3.40 0% 69.53
腎臓病の初期症状である検尿異常を呈する患者さんの精査治療から腎不全期の保存的加療、末期腎不全に対する透析(血液透析・腹膜透析)治療に至るまで、腎臓病のトータルケアを行っています。
内分泌・代謝内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xxxxxxxx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 85 10.51 15.35 1.18% 64.64
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 手術なし 17 11.06 12.60 0% 72.94
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 22.63 21.69 25.00% 89.81
糖尿病の教育入院を積極的に行っています。看護師、管理栄養士、理学療法士、薬剤師、糖尿病療養指導士と協力して、食事療法、運動療法、薬剤療法の指導を行っています。
耳鼻いんこう科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030428xxxxxxxx 突発性難聴 35 8.29 9.60 0% 59.94
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 34 7.85 7.76 0% 53.71
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 27 5.48 5.53 0% 36.93
全身麻酔にて内視鏡下副鼻腔手術を多く実施しています。突発性難聴に効果的といわれる高気圧酸素療法も実施しています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし 19 2.26 3.54 0% 60.63
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし 16 4.38 5.12 0% 49.50
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし - - 6.14 - -
体表の先天性異常や外傷・腫瘍などによって生じた変形や機能障害を、なるべく正常に近い状態へ修復することを目的に治療しています。

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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 152 11 21 55 - 31 1 7
大腸癌 81 39 44 47 11 48 1 7
乳癌 99 64 10 - - 20 1 7
肺癌 77 27 73 58 - 252 1 7
肝癌 13 13 - - - 58 1 7
※ 1:UICC TNM分類 ,2:癌取扱い規約
5大がんと呼ばれる胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者数を、初発のUICC病期分類別、および再発に分けて集計しました。UICC病期分類とは、UICC病期分類国際対がん連合によって定められた、①原発巣の大きさと進展度(T)、②所属リンパ節への転移(N)、③遠隔転移の有無(M)の3つのカテゴリによって早期から末期までの4病期(ステージ)に分類するものです。退院患者の延べ数を計上していますので、同一患者が入退院を繰り返した場合もそれぞれカウントされています。

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成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
重症度 0 20 8.90 58.60
重症度 1 71 11.14 75.51
重症度 2 77 14.55 82.26
重症度 3 39 20.31 82.28
重症度 4 14 17.21 88.57
重症度 5 - - -
不明 - - -
市中肺炎とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類を用いて集計しています。
高齢の患者さんは重症度が高く、入院日数も長期化します。

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脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 22 4.50 69.73 13.64%
その他 - - - -
G46 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I63 脳梗塞 3日以内 284 17.30 77.51 35.92%
その他 23 14.04 75.78 39.13%
I65 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 15 7.13 72.27 0%
I66 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 - - - -
その他 - - - -
2005年秋、脳梗塞発症直後の超急性期治療において最も有効とされる血栓溶解製剤「t-PA(アルテプラーゼ)」の導入をスタートさせました。
2011年10月に脳卒中集中治療室「SCU(脳卒中ケアユニット)」を開設しました。
2015年5月から、これらの集大成として「脳卒中センター」を立ち上げ、さらなる脳卒中治療の質向上を図る目的で組織横断的なチーム医療の体制強化を行いました。

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診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 246 0.19 1.27 0.81% 65.22
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 120 1.34 8.18 5.00% 75.98
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 101 0.95 4.50 0.99% 73.16
8名の医師により食道、胃、大腸および膵胆道疾患の内視鏡検査や内視鏡治療、消化器がんの化学療法や緩和ケア、炎症腸炎疾患や慢性肝疾患の診療を重点的に行っています。内視鏡関連では、ポリペクトミー、EMR、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、止血術、胃瘻造設術、総胆管結石除去、内視鏡的胆道ドレナージ、超音波内視鏡(EUS)、超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診(ESU-FNA)、小腸疾患に対するカプセル内視鏡やシングルバルーン内視鏡など、ほぼすべての内視鏡検査と内視鏡治療が可能です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 142 2.10 17.52 40.85% 78.06
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 89 1.55 7.56 10.11% 55.63
K0811 人工骨頭挿入術(股) 等 58 3.83 21.05 56.90% 82.98
四肢における変性疾患だけでなく、骨折などの救急疾患、脊椎脊髄疾患、関節リウマチ等の患者さんに対して、しっかりとした適応の判断と患者さんの希望に応じて、入院、手術を中心に積極的な治療を実施しています。2012年からは、悪性腫瘍を含めた四肢の腫瘍にも対応できるよう体制を整えました。また、救急体制の充実に伴い、四肢の外傷患者が増加し、これに対応すべく2012年10月より「四肢外傷・機能再建センター」を開設しました。救急科、形成外科、リハビリテーション科と協力して診療科横断的な四肢の機能障害の治療を実践しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 102 0.72 2.44 0% 69.02
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 91 1.15 3.11 0% 63.31
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 53 2.60 9.83 1.89% 72.47
2009年5月より、従来の腹腔鏡より整容性に優れる単孔式手術を、胆石やヘルニアなどの良性疾患を中心に開始しました。悪性腫瘍では、大腸がんの他に、食道、胃がんも腹腔鏡手術を多く行っています。また、ロボット支援手術の消化器がんへの適応も検討しており、下部直腸がんの切除や、進行胃がんの切除術を実施していく予定です。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K843 前立腺悪性腫瘍手術 143 1.08 8.25 0% 67.34
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 136 1.38 4.17 0.74% 72.22
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 26 1.77 5.08 0% 71.12
2013年4月より前立腺がんのロボット支援手術(ダ・ヴィンチ)を開始しました。前立腺がんの治療は、早期であればどの治療法においてもほとんど治療成績に差はなく、それぞれにメリット・デメリットがあります。患者さんご自身が治療法を選択することができますが、がんの状態やお体の状況にあわせた最善の治療方法を相談の上、提供しています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K867 子宮頸部(腟部)切除術 75 0.05 1.53 0% 39.37
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 71 1.14 4.68 0% 42.54
K879 子宮悪性腫瘍手術 58 1.52 17.09 0% 56.81
婦人科悪性腫瘍の治療と腹腔鏡手術と不妊症の治療に力を入れています。子宮頸がんの治療では、その進行度によって、レーザー焼灼、円錐切除、腹腔鏡下子宮全摘、開腹子宮単純全摘、広汎子宮全摘、同時抗がん剤放射線併用療法とさまざまな治療法があり、これら全ての治療が行える設備を有しています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 67 1.00 3.03 0% 57.01
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 65 1.00 7.72 0% 59.38
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 39 1.31 8.13 0% 71.92
乳腺領域の対象のほとんどが乳がんです。術式でみると、乳房温存術と乳房切除術がそれぞれ50%で、近年は切除術が増加傾向にあります。乳房温存術を選択できない場合に、希望があれば乳房切除と同時に形成外科の協力で乳房再建術を行います。腋窩リンパ節に明らかな転移がない限り、センチネルリンパ節生検を行っています。腋窩リンパ節郭清を省略できると、入院期間が短縮でき、さらに患肢のリンパ浮腫が避けられ、痛みやしびれが軽減するメリットがあります。
呼吸器領域は主に原発性肺がんや自然気胸の手術を扱い、胸腔鏡手術(VATS)が主流です。原発性肺がんは、院内の呼吸器カンファレンス(呼吸器内科、放射線科と合同)で手術適応と判断した症例に対して手術を行っています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 等 53 0.06 8.32 9.43% 77.06
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 25 3.68 25.68 24.00% 59.64
K171-2 内視鏡下経鼻的下垂体腫瘍摘出術 29 1.00 11.05 0% 65.89
慢性硬膜下血腫に対する緊急穿頭血腫除去術を迅速に行える体制を整えています。脳腫瘍(下垂体腫瘍、髄膜腫、聴神経腫瘍等)に対しては後遺障害を残さない摘出術をモットーに取り組んでいます。下垂体腫瘍に対しては、より低侵襲な内視鏡下手術を行っています。神経膠腫などの脳腫瘍では、術中神経生理モニタリングやナビゲーションシステム、術中蛍光染色法を用いた摘出術・放射線療法(通常照射や定位放射線療法)・化学療法を組み合わせて治療を行っています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 34 2.68 6.12 5.88% 74.56
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 31 0.06 9.87 0% 68.32
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 19 0.00 16.95 5.26% 74.21
冠動脈疾患、大血管・末梢血管疾患、不整脈、心筋症、慢性心不全といった循環器領域全般の疾患に対応しています。疾患の性格上、緊急の病態の患者さんが多いですが、昼夜を問わずいつでも受け入れています。最も多い手術は、狭心症や心筋梗塞に対する経皮的冠動脈インターベンション(PCI)です。血管内にカテーテルを挿入し、血管の内側から狭窄部位を削り取ったり、拡張したりする手術です。2015年度のPCI件数は前年比154%と増加し、今後さらに増加することが予想されています。そこで、2016年5月に心臓血管センターを開設するとともに、心臓血管集中治療室(HCU・CCU)を整備しました。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 123 0.00 2.00 0% 76.20
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常勤医1名で診療にあたっています。入院治療は白内障手術が中心です。以前まで手術前日に入院していましたが、現在は手術当日に入院していただいています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 16 0.00 1.00 0% 62.88
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 13 0.38 6.00 0% 73.85
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 等 - - - - -
体表の外傷及び腫瘍、先天異常に対して外科治療を行っています。皮膚・皮下腫瘍切除術は年間200例を超えています。その全てを手術室で行うことは不可能なため、外来手術の可能なものは、外来診察室内に設けてある外来処置室にて行っています。また、広範囲な外傷や悪性腫瘍切除術後では、各種組織移植を駆使した再建手術を行っています。特に、頭頸部や乳房の再建においては関係各科との密接な連携のもと、診療を行っています。
耳鼻いんこう科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 25 1.00 6.00 0% 56.36
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) 11 1.00 4.09 0% 63.36
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) - - - - -
周辺地域で常勤医のいる病院が限られているため、一般耳鼻いんこう科すべての疾患を対象とした診療を行っています。手術件数は年間約100件であり、うち全身麻酔が85%を占めます。内容は慢性副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症に対する内視鏡下鼻内手術が多く、全例全身麻酔手術です。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 25 2.64 9.12 0% 67.00
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 20 0.25 1.55 0% 70.05
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -
約30件の内シャント造設術を施行し、新たに17名の患者さんに血液透析治療を開始しました。他院からもご紹介いただき、約30件の内シャント血管形成術を施行しました。また、通常の血液透析だけでなく多様な疾患に対して、持続血液濾過透析や各種アフェレシス(血漿交換、エンドトキシン吸着、白血球除去療法など)を施行しています。

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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 17 0.18%
異なる 11 0.11%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 53 0.55%
異なる - -
手術や処置を行う場合、合併症が発症しないように注意しながら治療・ケアを実施しています。合併の危険性について術前に説明し、同意を得た上で治療にあたります。
発症してしまった合併症には迅速かつ適正に対応していきます。
手術・処置等の合併症の内訳としては、透析シャント狭窄・閉塞(T828)、後出血(T810)、術後感染症(T814)などの疾患があります。

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更新履歴
2016.9.30
機能評価係数Ⅱの保険診療指数における「病院情報(平成27年度)」を公開しました。