長野市民病院では、医師臨床研修制度の基本理念に沿って、「医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷または疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を身に付けること」を当院の臨床研修の基本理念としている。
当院の臨床研修プログラムは、以下に示す通り、大きく4つの特長があり、臨床研修の基本理念を踏まえ、「到達目標」を確実に達成できるように構成している。
研修の実践にあたっては、長野市民病院における診療機能をフルに発揮するとともに、当院に欠けている診療科である産科については、臨床研修病院として実績のある長野赤十字病院、篠ノ井総合病院、精神科については、臨床実績と指導体制が整っている鶴賀病院で研修を実施する。
地域医療については、地域包括医療を行う近隣の地域病院や診療所等の協力施設での研修を中心に、地域の保健所、精神保健福祉センター等、地域の様々な施設での研修を併せて行うことにより、地域の保健・医療・福祉の専門家とも連携しながら、地域医療に関する理解を深めるものとする。
この研修を通じて、基本的な診療能力はもとより、安全な医療の遂行、様々な安全・危機管理対策の理解、医療倫理など医療の社会性の理解なども十分に身に付けた総合的かつ全人的な医療が提供できる医師の育成をめざす。
長野市民病院 初期・後期研修のご案内パンフレットを下記より、ご覧いただけます。
研修医が当院の臨床研修について動画で紹介しています。ぜひご覧ください。約10分程度の動画です。