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診療放射線科

当科について

診療放射線科では診療放射線技師が下記の理念のもと、業務を行っております。

理念

  1. 診療放射線技師の責任と立場を明確にし、長野市民病院の基本理念に則り市民に誇れる科を構築する。
  2. 診療放射線技師としての誇りを持ち、医師を含む医療従事者と同等の立場で医療の一翼を担えるように努力する。
  3. 診療放射線技師として常に業務に緊張感を持ち、医療事故や医療過誤防止に努める。
  4. 病院職員委託職員の壁を越えた協力体制作りに努め、業務の効率化を図り病院運営にも参画し努力する。
  5. お互いの充分なコミュニケーションと信頼関係を築き、生きがいをもって働ける活気ある明るい職場作りに努める。

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患者さんへ

  1. 診療放射線科では様々な検査や治療を行っております。
    具体的な注意事項につきましては検査毎に異なりますので、ご不明な点や不安を感じられることがありましたら何なりとお尋ねください。
    放射線技師が説明させていただきます。
  2. 予約検査でお越しの際は予約時間の30分前までには画像診断部の受付にお越しになるようお願いします。
  3. 妊娠している可能性のある方、ご気分の悪い方は放射線技師、または最寄りのスタッフまでお申しつけ下さい。

MR 検査を受ける際のお願い

  • 検査前にはキャッシュカード類、補聴器、時計、貴金属製品、 取り外し可能な入れ歯、コンタクトレンズ、かつら、付け毛、ヘアピン、エレキバン、使い捨てカイロ、 経皮吸収貼付剤(皮膚に直接貼る薬)は外してください。
  • 吸湿発熱ウェア(ヒートテック、ヒートファクト、 ブレスサーモなど)を着衣している場合は、検査衣に着替えていただく際に脱衣していただくようお願いします。
  • マスカラ、アイライン、マニキュア(ラメ入り)、ペディキュア(ラメ入り)を施している場合は検査当日のみ控えていただくか、検査直前に落として検査をさせていただきます。
    また、ネイルアートを施している場合は、事前に除去して来院するようお願いします。


CT検査を受ける際の注意点

検査前の処置(前処置)について

  • 食事について
    胸腹部、腹部の検査においては、検査直近の食時(午前の検査は朝食、午後の検査は昼食)は止めて頂きます。
    <理由>
    胆のうが収縮してしまい胆のうの十分な診断が出来なくなるため
  • 飲水について
    胸腹部、腹部の検査においては、検査時間2時間前、1時間前、30分前および検査直前に水分(水、お茶、ポカリスウェットなど)を200〜300ml程度飲んでいただきます。
    <理由>
    消化管(胃十二指腸等)と膵臓を区別するため造影剤を使用する場合、脱水および副作用の抑制のため

造影剤について

CT検査では、病気の有無、良性か悪性かの鑑別および血管の走行や 形態の診断をするために使用する薬剤です。

※次の様な方には造影剤は使用できません

  • ヨードアレルギーのある方
  • 重篤な甲状腺疾患のある方
  • 極度に腎機能の悪い

副作用

まれですが以下のような副作用が発生する場合があります。

  • 悪心、嘔吐、くしゃみ
  • 呼吸困難
  • アナフィラキシーショック
副作用が生じたときにはすぐに適切な処置がとれるようにしております。

造影剤の排泄

造影剤は腎臓から尿中に排泄されます。
まれに検査終了後、時間が経過してから軽微な副作用が生じることがありますので、早めに排出するように、多めの水分を摂取をお願いいたします。

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各検査室の特徴

一般撮影

一般撮影では、開院以来FCRで撮影を行っています。
平成19年度に新システムに更新し、また、一般撮影室を1部屋増室しました。

撮影室増室および装置更新による処理時間の短縮、フィルムレス化により待ち時間が短縮され、患者さんにお待ちいただくことが少なくなりました。

10.11番 ]線撮影室

更衣室が2部屋あり、検査の回転率が高い部屋です。
主に胸・腹部の撮影を行っています。

FCR VELOCITY-U FCR CR-Console
FCR XL-1
SHIMADZU UD-150B-40、RADIOTEX

12番 ]線撮影室

主に整形外科関係の撮影をしています。
その他に、小児撮影やSIEMENS ORBIXを用いた顎関節撮影や 聴器撮影をしています。

FCR XL-1 FCR CR-Console
SHIMADZU UD-150B-40、RADIOTEX 
SIEMENS ORBIX

13番 ]線撮影室

この部屋は、広くベッド搬入も容易で、2つのX線管球が備わっているため、救急撮影時に迅速な撮影を行うことができます。
H27年4月よりFPDが導入され、被ばく低減・撮影効率アップ・画質改善がされています。

FCR VELOCITY-U、 Console Advance
FCR XL-1 、CALNEO 17x17 Wireless SQ 、CALNEO mini Wireless SQ
SHIMADZU UD-150B-40、RADIOTEX 2管球

14番 ]線撮影室

主に乳房撮影および歯科撮影を行っています。

乳房撮影(マンモグラフィ)

SIEMENS MAMMOMAT Inspiration

平成18年度からFPD搭載マンモ装置を導入し、平成25年7月に現装置に更新しました。
撮影は女性技師が行っています。
精度管理は、精度管理中央委員会の認定技師の資格を持った技師が行っています。

歯科撮影

  • パントモ装置
    朝日レントゲン Ortho  Stage AUTO3NCM FCR CR-Console
  • デンタル装置
    朝日レントゲン gx-60 NSII/MII Array Corporation arcana

]線撮影室操作ホール

FCR Speedia CS FCR CR-Console

健診センター ]線撮影室

平成19年度に新築された健診センター内にあり、検診者胸部撮影及び乳房撮影を行っています。
また、装置管理等を行い平成19年度にマンモグラフィ検診施設画像認定施設に認定されました。

FCR VELOCITY-U FCR CR-Console
FCR PROFECT CS
SHIMADZU UD-150B-40、RADIOTEX
SIEMENS MAMMOMAT 1000

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骨密度測定

15番 X線骨密度装置 GE-YMS PRODIGY

平成19年度更新した装置です。
骨粗鬆症ガイドラインに沿って、腰椎及び大腿骨頚部正面を測定しています。
検査時間は5分程です。

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透視

16番 泌尿器TV室 SHIMADZU シマビジョンRS

平成19年度に更新されたI.I.‐X線TV装置です。
室内にはインジェクター(急速注入機)が設置されており、主にIVPを行っています。

17番 TV室 SHIMADZU SONIALVISION safireU

平成19年度に更新されたFPD‐X線TV装置です。
胃や食道透視検査から、関節造影、整復撮影、ミエログラフィ、HSGなどを行っています。
1回の撮影で任意の断層面を再構成できるトモシンセス機能を搭載し、整形外科領域の金属製のプレートやスクリューを用いた術後の評価は、アーチファクトがなく有用です。

18番 TV室 SHIMADZU C-Vision safire

平成19年度に更新されたFPD‐X線TV装置です。
臥位のまま側面透視・撮影が可能なCアーム装置です。
頚髄ミエログラフィ、骨生検などの検査に対して有用です。

内視鏡センター TV室 SHIMADZU SONIALVISION safireU

平成19年度に新設された内視鏡センターの一角にあり、午前中は検診者MDLを午後は内視鏡併用検査のERCP・BF・CFに使用しています。
検診者MDLは放射線技師が検査を行い、レポート記載しています。

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血管撮影

20番 血管撮影室1 SIEMENS Artis zee biplane

平成24年1月に旧装置から更新し稼働しており、現在では循環器内科による心臓血管検査や脳神経外科による脳血管の検査や治療(IVR)で主に使用しています。
血管撮影室2と同様に、FPD搭載のバイプレーン装置で、回転撮影により3D画像を作成することも可能です。

21番 血管撮影室2 SIEMENS AXIOM Artis Dba Twin

平成20年2月から増室され稼動しており、放射線診断科、脳神経外科が主に使用しています。

FPD搭載のバイプレーン装置で視野は対角線で48、42、32、22、16、11cmが使用できます。
また、DynaCTと呼ばれるCアームを回転させて得られた画像から、簡易的CT画像を作成することができます。
3D画像を作成することで、血管の走行を確認し診断や治療に役立てています。

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MR検査

MR 検査を受ける際の注意点については、こちらからお読みください。

27番 MR検査室 GE Signa Twin Speed 1.5T HDxt
28番 MR検査室 GE Signa Twin Speed 3.0T HDxt

現在、 1.5Tと3.0TのMRI装置が2台稼働しています。

1.5T装置では、主に椎体・四肢関節・頚部・表在・その他部位の検査を行っています。
3.0T装置では、肩関節・腹部・頭部・その他部位の検査を行っています。
3.0T装置では必要に応じて、超高分解能の撮影や脳機能検査(f MRI)や細胞の代謝活動を視覚的に観察できる検査(MRS)などの特殊な検査を行う事ができます。

また、両装置において拡散強調画像(DWI)を多用し診断能向上に役立てています。

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核医学検査

22番 RI検査室 SIEMENS TruePoint SPECT・CT Symbia T2

主な検査は、脳血流シンチ(IMP)、心筋血流シンチ(Tl)、骨シンチ(HMDP)、Ga腫瘍シンチを行っています。
その他にも肺・内分泌・腎臓等さまざまな検査を行っています。

当院の装置では、RIの撮像とCTの撮影を同じベットで検査する事が可能です。
RIの画像とCTの画像の両方で読影するので、診断が迅速にできる利点があります。
両方の画像を重ね合わせることにより、解剖学的位置が分かりやすくなります。

脳血流では、脳神経外科・神経内科において局所脳血流測定にDTARG法を用いて1日で安静と負荷の撮像も行っています。

  • 平成19年11月から、ストロンチウム-89を用いた有痛性骨転移の疼痛治療を始めました
  • 平成23年10月から、バセドウ病に対する放射性ヨウ素内用療法を始めました
  • 平成26年2月から、甲状腺がん全摘後の残存甲状腺破壊(アブレーション)を始めました

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CT検査

CT 検査を受ける際の注意点については、こちらからお読みください。

24番 CT検査室 GE Light Speed Ultra16
26番 CT検査室 GE Revolution CT

当院で使用しているCT装置は16列のマルチスライスCT1台と、平成28年11月1日より稼働を開始した256列マルチスライスCT「Revolution CT」の2台で検査を行っています。

Revolution CTは16cmの幅をもった検出器を有しており、撮影時間も最短0.28秒での撮影が可能となっています。これらの技術により、短い息止めの時間で広範囲の撮影をすることが出来るようになりました。
また、心臓CTやCTコロノグラフィーなどの特殊な検査も、より簡便に出来るようになり、ドクターヘリなどで搬送された重傷な患者さんの緊急検査や、心臓血管センターの開設により最先端のカテーテル治療を行う患者さんの術前検査としても活躍しています。

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超音波検査

超音波検査室1・ 超音波検査室2

超音波検査は臨床検査技師と診療放射線技師が協力し検査を実施しています。
11名(超音波検査士6名を含む)の内3名が交代で各科依頼検査に対応しています。

超音波画像はデジタルファイリングされ、レポートと共に院内HISで閲覧が可能となっています。

内視鏡・超音波センターでは通常の検査以外に、超音波画像を参照しながら組織を取る穿刺生検を行っています。

  • 東芝 Aplio500(2台)
  • 日立 Preirus

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放射線治療

5番 CT・シミュレーション室 GE LightSpeed RT16、Varian Acuity
6番 リニアック室 Varian CLINAC iX
7番 密封小線源治療室 GE Flexi View 8800 GE LOGIQ200MD
ラルス治療室 マイクロセレクトロンHDR

放射線治療業務は、リニアック装置を用いた外照射、放射性ヨウ素を用いた密封小線源永久挿入治療とイリジウムRALS装置を用いた腔内・組織内の一時的挿入治療を行っています。
照射は正確性、安全性、効率なども考え開院当初から2名体制で行っておりましたが、2007年4月から医学物理士資格を有する放射線技師の採用に伴い、それまでの放射線品質管理士資格を持つ放射線治療専門放射線技師と専任が2名でしたが、2010年のリニアック装置更新に伴い3名の専任体制になりました。

午後は外照射治療と小線源治療・治療計画補助が平行して行われるため、さらにローテーターを加えた体制で行っています。
患者状態の把握や業務の統一性を図るため週1回、放射線治療医2名・看護師1名・治療担当技師でカンファレンスを行っています。

治療装置は、Varian社製 Clinac、X線シュミレータと治療専用CT、3次元治療計画装置ECLIPSがあります。
それ以外に定位放射線治療システムがあり、年間10名程度の頭部定位放射線治療を行っています。
また、平成16年からは前立腺がん密封小線源永久挿入治療(I-125)が開始され、年間100名程度の治療を行っており、全国でトップクラスの症例実績を誇っています。

外照射の1日治療患者は平均すると50名程度で、1年間では延べ11,000名を超えます。
これは年々増加傾向にあり、治療方法も単純な対向2門が減り、IMRTに代表されます可能な限り患部に放射線を集中させるような複雑な治療が増える傾向にあります。
最近は入院より外来で治療される患者さんが多くなり、仕事を続けながら通院される方も増えてきたことから、できるだけ患者さんの希望が叶うような治療時間を設定するだけでなく、他科や他院の受診・他検査・外来化学療法などの場合にも治療時間を調整して、当初計画どおりに放射線治療が終わるよう努めています。

治療患者さんが増え続けるなかで時間に追われる毎日ですが、いかに安心して治療を受けて頂くか、患者サービス向上を第一に日々スタッフ一同努力しています。

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PACS

RIS PSP RISE-1
PSP ExtChart RT(治療用)
PACS PSP EV Insite
レポート PSP iReporter

院内で発生する画像はすべてPACSへ保存し、同一のビューワで参照することを目的としてシステム構築を考えています。
放射線科画像の他に、診察室での超音波検査、内視鏡、生理検査、デジカメ画像、あるいは同意書などの紙文書が同時に参照可能です。
また、作業効率を考えて数々のシステム化が図られています。

放射線科情報システム(RIS)は電子カルテや他部門と連携をとり、検査に必要な情報を把握するのに役立っています。
例えば、電子カルテで管理されている禁忌・副作用情報や採血結果がリアルタイムで参照可能です。

その他、 3D医用画像処理ワークステーション、検像システム、症例ファイル管理システムなど多くのシステムが稼働しています。

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その他

OPE室 ポータブル HITACHI Starmobile tiara(FPD)
CALNEO 14x17 Wireless SQ
CALNEO mini Wireless SQ
外科用
イメージ
GE OEC9900
日立 DHF-105CX(2台)
救急外来 ポータブル HITACHI Sirius Star Mobile
FCR CR-Console FCR Speedia CS
ICU・HCU ポータブル HITACHI  Sirius Star Mobile
FCR CR-Console FCR XL-1
病棟 ポータブル HITACHI Starmobile tiara(FPD)
CALNEO 17x17 Wireless SQ

平成27年4月よりフラットパネル一体型ポータブル装置が導入されました。
病棟や手術室で使用していますが、3秒ほどで画像が表示されますので、その場ですぐ画像の確認ができるため次の診療に迅速に移ることができます。

最後に当院では、平成23年度電子カルテ導入に伴い、すべての画像診断検査がフィルムレス運用となりました。
放射線情報システム(RIS)については平成19年度5月に更新され、RIS検査画面から直接過去画像・レポート閲覧ができ前回画像等の把握が簡便になりました。
また、RIS検査一覧からPACSへのデータ転送の有無が分かるようになり転送チェックに役立っています。
他にも多くの内容が以前に比べ改善され、日々の業務が効率化されました。
多岐にわたる検査、それに伴う多くの装置を効率よく使用し画像診断等に貢献できるようスタッフ一同力をあわせ日々頑張っています。

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有資格者について

検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師 医学物理士
X線CT認定技師 放射線治療専門放射線技師
肺がんCT検診認定技師 放射線治療品質管理士
核医学専門技師 超音波検査士(消化器)
日本磁気共鳴専門技術者 超音波検査士(体表臓器)
  超音波検査士(泌尿器)
第一種放射線取扱主任者  
放射線管理士  
放射線機器管理士  
医療情報士  
臨床実習指導教員  
医療メディエーターB  

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チーム医療について

診療放射線科でのチーム医療は種々ありますが中でも「放射線治療部門」は特に他職種との関わりが多い部門です。

この放射線治療を行うには病変部に対してどのような方法が良いかを判断する放射線科医、決められた方法について検討し実際に放射線を照射する放射線技師、更には患者さんの日常生活をケアする看護師と、専属のスタッフが連携し皆さまの治療にあたっております。

医師・放射線技師・看護師の間で患者さんの情報が共有できるように1週間に1度カンファレンスを開いて意見交換もしており、安心して治療していただけるように努めています。