このたび、長野市民病院の理事長・病院長を拝命いたしました。
この重責を担うにあたり、身の引き締まる思いでおります。これまで本院を支え、地域の医療を守り続けてこられたすべての皆さまに、心より敬意と感謝を申し上げます。
長野市民病院はこれまで、がん診療、救急医療、脳・心臓・血管診療を柱とする高度急性期病院として、地域の皆さまのいのちと健康を支えてまいりました。この歩みは、日々の診療の現場で患者さんに真摯に向き合い続けてきた職員一人ひとりの努力の積み重ねにほかなりません。今後も高度急性期医療を安定して提供し続けることは、当院の最も重要な使命であると考えております。
しかしながら、医療を取り巻く環境は大きく変化しています。高齢化の進展とともに、病を抱えながら日々を生きる人々を地域の中で支え続ける医療の重要性が、これまで以上に高まっています。急性期医療の充実にとどまらず、その後の暮らしに寄り添う医療へと、私たちは歩みを進めていかなければなりません。
私は、本院がこれまで培ってきた急性期医療の力をさらに高めるとともに、地域の医療機関との連携を一層深め、急性期から慢性期まで切れ目なく支える医療を実現していきたいと考えております。それは、単に病を治すための医療にとどまらず、人の人生に寄り添う医療でありたいという願いでもあります。
医療の力は、人にあります。医師、看護師、コメディカル、事務職員が、それぞれの専門性を尊重しながら力を合わせるとき、はじめて病院は真の力を発揮します。職員が誇りを持ち、安心して働くことのできる環境を整えることが、より良い医療を生み出す礎であると信じております。
長野市民病院は、市民の皆さまのための病院です。そして同時に、地域とともに歩み続ける病院でありたいと願っております。これからも変わることなく、皆さまの信頼に応え続けられるよう努めてまいります。

2026年4月
地方独立行政法人長野市民病院
理事長・病院長 駒津 光久
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