当科の特徴および診療内容

当院は産科がありません。
従って当院小児科は新生児期(生後1ヶ月まで)を除く乳幼児、学童〜中学生までを対象として診療に当たっております。

診療内容は大きく二つあげられます。
その一つは、小児初期救急を始めとする一般小児科診療であり、もう一つは小児心身症、発達障害診療であります。

小児科は開設(平成9年5月15日)以来、以下に掲げる4つの点を診療の柱として努力してまいりました。

  1. 子どもを心身両面からトータルに診る科として行動する。
  2. 子どもの身体疾患に関して最善、最良の医療を提供するよう努力する。
  3. 不登校をはじめとする子どもの心の問題にも積極的に関わっていく。
  4. 子どもの発達や行動の問題にも積極的に関わっていき、親支援や教育機関との連携に努める。

特に上記2.に関しては、平成20年度より長野市民病院・医師会 急病センターが発足し、ますます小児救急の充実が求められております。
小児科医師の数が限られている中で、女性医師を有効に活用しつつ医師会の先生方と協力しながら、最善、最良の医療の提供に心がけたいと思います。

平成21年の人口推計では、日本は総人口に占める14歳以下の子どもの割合が13.4%と、世界で最も低い水準になりました。
一方65歳以上の割合が22.5%とさらに増加し、日本は世界で最も早いスピードで少子高齢化が進んでいる国となりました。
この超少子化時代に突入した現代において、子どもをとりまく様々な問題がクローズアップされてきました。

子どもの心身の問題に限って述べますと

  1. (軽度)発達障害の増加
    多動が問題となったり、学習に支障をきたしたり、集団生活の場で問題行動や不適応を起こして来院されるお子さんが増加しています。
    背景には注意欠如・多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)、自閉症スペクトラム障害などいわゆる軽度発達障害といわれる発達の問題が潜んでいる場合があります。
    家庭でしつけがなっていない、愛情不足だ、などと言われ続け、相当悩んでいる親御さんもたくさんいます。
    適切な発達評価と公的機関や学校・園との連携も必要であり、親御さんに対する積極的な支援が大切です。
  2. 生活習慣病、摂食障害の増加
    小児科領域でも肥満、脂肪肝等生活習慣病といわれる患者さんが増加しております。
    また、女子中学生を中心に摂食障害が増えており、早期発見、早期治療が大切です。
  3. 厄介な身体症状の持続
    頭痛、腹痛、だるさ等の身体症状が長引き結局不登校等不適応状態になっているお子さんがいます。
    背景には神経や内分泌疾患、内臓の病気等もありますので、適切な診療・検査等が必要です。
    また、不安や気分の落ち込みも関係している場合がありますので、心理的なアプローチも必要な場合があります。

いずれの場合も親御さんを支えながら、子どもとその子どもを取り巻く環境との関係の改善に努めることが大切です。
当院小児科では臨床心理士が知能検査等の発達や心理的な評価を行いますので、正確な発達評価が可能です。
また、積極的に学校との連携にも努めていきたいと考えております。

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診療スタッフ

青沼 架佐賜(あおぬま けさし)

昭和56年卒

役 職 小児科部長
緩和ケア内科科長
がんセンター 緩和ケアセンター科長
資 格 日本小児科学会小児科専門医
日本プライマリ・ケア連合学会認定医
日本精神神経学会専門医
日本小児精神神経学会認定医
子どものこころ専門医機構子どものこころ専門医
専門分野 発達、神経、循環器、心身症

浅岡 麻里 (あさおか まり)

昭和62年卒

役 職 小児科副部長
資 格 日本小児科学会小児科専門医
専門分野 小児科一般

新川 一樹 (あらかわ かずき)

平成19年卒

役 職 小児科医長
専門分野 小児科一般

森田 舞子 (もりた まいこ)

平成22年卒

役 職 小児科医長
臨床検査科医長
専門分野 小児科一般

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外来診療日

平成29年4月1日更新

○:初・再診

医師名 備考
青沼 架佐賜      
浅岡 麻里   金曜日は11時診療開始
新川 一樹    

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治療実績

主な対象疾患

一般小児科診療
小児心身症、発達障害診療 ほか