部門紹介 > 診療部

内分泌・代謝内科

当科の特徴および診療内容

内分泌・代謝内科では、内分泌疾患と糖尿病を扱っています。

内分泌疾患について

特に内分泌疾患には力を入れています。
2次性高血圧症、2次性糖尿病の診断と治療を各科と連携して、積極的に行っています。
原発性アルドステロン症は本態性高血圧症の5から10%を占めるといわれており、けっして珍しい病気ではないと言われてきています。
腹部CT検査をすると、副腎に腫瘍が見つかることがよくあります。
副腎偶発腫瘍といいます。
副腎偶発性腫瘍の約50%は機能を持っていない良性腫瘍で、手術をする必要は無いといわれています。
しかし残り50%にはホルモンを分泌している腫瘍や悪性腫瘍があり、注意深い検査が必要です。

褐色細胞腫やパラガングリオーマは比較的まれな病気です。
しかし悪性例が約10%あり、遺伝性例が約20%あるといわれます。
長野市民病院では信州大学や筑波大学と連携して患者さんに十分に説明したうえで、同意していただいた患者さんには遺伝子診断を行っています。

このように、原発性アルドステロン症やクッシング症候群やサブクリニカルクッシング症候群や褐色細胞腫や副腎偶発腫瘍のホルモン検査や画像検査を施行しています。
また、放射線科と連携して副腎静脈サンプリングを行って精密検査を施行し診断をしています。手術適応があると判断された腫瘍は、泌尿器科と連携して腹腔鏡下手術をしてもらっています。このように当院では診断から治療まで行える体制を整えています。

甲状腺疾患について

甲状腺では甲状腺腫瘍についてはエコー下細胞穿刺して、良悪性の検査を行っています。
甲状腺がんは大部分は手術すれば治癒が見込める、予後良好な疾患ですが、一部には転移してくる悪性度の高いものもあります。
機能亢進症、中毒症、低下症のホルモン検査や甲状腺シンチ、エコー検査を行い診断し、治療にあたっています。

バセドウ病は普通は薬でよくなるケースがほとんどですが、時に心不全を起こしてきたり、目が突出してきたりし、特殊な治療が必要なこともあります。
また原発性副甲状腺機能亢進症やカルシウム、リン代謝異常について、ホルモン検査や画像検査して診断しています。
手術適応と考えられた場合は甲状腺外科と連携して治療に当たっています。

下垂体疾患について

下垂体疾患もホルモン検査、画像検査を積極的に行って診断しています。
クッシング病では異所性ACTH産生腫瘍か下垂体腫瘍かを鑑別する必要もあり、精密検査として、海綿静脈洞サンプリングを脳神経外科と連携し検査しています。
診断がついた患者さんについては、脳外科との連携のもと手術療法や、放射線療法、薬物療法を行っています。

糖尿病について

糖尿病では教育入院を積極的におこなっています。
看護師、管理栄養士、理学療法士、薬剤師、糖尿病療養指導士と協力して、食事療法、運動療法、薬物療法の指導をしています。
また、糖尿病教室も他科の医師や医療スタッフの協力の下で定期的に開いています。
合併症がでてしまった患者さんについては、眼科医、腎臓内科医、循環器内科医、脳神経外科医と連携して加療しています。
逆に、落ち着いている患者さんについては積極的に逆紹介させていただいています。
長野市民病院では長野赤十字病院、篠ノ井総合病院、長野中央病院、千曲中央病院、北信総合病院、飯山赤十字病院の糖尿病専門医や開業されている専門医、眼科医との連携も良好です。
院内、地域で密接に連携をとって、地域連携パスなども利用して、糖尿病患者を支える体制を整えてきています。

このページ先頭へ

バセドウ病のアイソトープ療法のご案内

当院では、平成21年9月より、バセドウ病の患者さんへのアイソトープ療法を開始いたしました。治療方法の内容等につきましては、「 患者さん用パンフレット」をご覧ください。
患者さん用パンフレット(PDF形式:628KB)

当療法を希望される方は、まずは現在治療中の先生にご相談ください。ご紹介いただける場合は予約いただいたうえ、受診いただくようにお願いいたします(予約できる曜日と時間が限られています)。受診方法等につきましては、以下の通りです。

受診方法

  1. まず、かかりつけの先生にご相談ください。当院へご紹介いただけることになりましたら、かかりつけの先生より、当院地域医療連携室まで紹介状(診療情報提供書)をFAX〔0120-115-295(直通・フリーダイヤル)〕にてお送りいただきます。
  2. 当院より予約日時等をかかりつけの先生にお電話申し上げます。なお、当療法に関する初回予約日時は、月曜日の午後3時15分からとなります。(実際の診察は時間通りにいかない場合がありますので、ご承知おきください。)
  3. 予約当日、かかりつけの先生に書いていただいた紹介状、保険証等をお持ちいただき、総合受付1番にお越し下さい。

診察手順

  1. 内分泌・代謝内科医師により診察を行い、治療開始日を決定します。
  2. 治療開始日前1週間、食事制限をしていただきます。
  3. 放射線科医師により診察、検査を行い、治療を開始いたします。
  4. アイソトープ治療終了後、かかりつけの先生にご紹介申し上げます。

予約に関するお問い合わせ

地域医療連携室 TEL:026-295-1611(直通)
FAX:0120-115-295(直通・フリーダイヤル)

このページ先頭へ

診療スタッフ

西井 裕(にしい ゆたか)

昭和57年卒

役 職 内分泌・代謝内科部長
糖尿病・腎センター長
資 格 日本内科学会指導医・総合内科専門医・認定内科医
日本プライマリ・ケア連合学会認定医
日本内分泌学会指導医・専門医・評議員
日本糖尿病学会指導医・専門医・評議員
日本人間ドック学会指導医・専門医・認定医
信州大学医学部臨床教授
専門分野 糖尿病、内分泌・代謝疾患

渡邉 貴子(わたなべ たかこ)

平成14年卒

役 職 内分泌・代謝内科副部長
糖尿病・腎センター科長
資 格 日本内科学会総合内科専門医・認定内科医
日本内分泌学会専門医
日本糖尿病学会専門医
専門分野 内分泌・代謝疾患

佐野 麻美(さの あさみ)

平成26年卒

役 職 内分泌・代謝内科医師
糖尿病・腎センター医師
専門分野 内分泌・代謝疾患

このページ先頭へ

外来診療日

平成30年4月1日更新

○:初・再診  ●:再診

医師名 備考
西井 裕     金曜日は午後のみ
渡邉 貴子      
佐野 麻美       月曜日は午後のみ
毎月第3週木曜日は午後のみ

※初診担当は、一般内科診療を含む

このページ先頭へ

治療実績

主な対象疾患

  • 副腎疾患(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、副腎偶発腫瘍、アジソン病)
  • 下垂体疾患(先端肥大症、クッシング病、プロラクチノーマ、下垂体機能低下症、尿崩症)
  • 甲状腺疾患(バセドウ氏病、慢性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎、バセドウ氏病眼症、甲状腺癌、良性甲状腺腫瘍)
  • 副甲状腺機能疾患や骨代謝疾患(高カルシウム血症、低カルシウム血症、骨軟化症、腫瘍性骨軟化症)
  • 糖尿病(1型糖尿病、膵性糖尿病、2型糖尿病)