2023/03/17
2020年に、ロボット⽀援下膵切除術が保険収載されました。
⻑野市⺠病院では、2023年2⽉に、⻑野県内で初めての⼿術⽀援ロボット『ダ・ヴィンチ(da Vinci Surgical System)』を⽤いた膵体尾部切除術を施⾏いたしました。
第1例目の患者さんは、出⾎量も少なく、既に退院されています。
肝胆膵領域は⾼難度の⼿術が多く、他の消化器がんと⽐較して、低侵襲⼿術が遅れてきた背景があります。その中で、患者さんの負担を少しでも減らすことを目的に、2018年には肝臓で、2019年には膵臓(膵体尾部切除術)において腹腔鏡⼿術を積極的に導⼊し、低侵襲⼿術を発展させてきました。
ダ・ヴィンチ⼿術は、腹腔鏡⼿術よりも更に精緻な⼿術が可能で、⼈間の⼿のように関節を利⽤した動作が可能なことから、より難易度の⾼い⼿術に適していると⾔われています。
保険診療で⾏うには、いくつかの段階を踏む必要があるため、今後も症例を厳格に決めつつ、安全で体に負担の少ない、精緻なロボット⽀援下膵切除術を患者さんに提供していきたいと考えています。
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