2025/05/09
当院 肝臓・胆のう・膵臓外科副部長の髙橋 祐輔医師が、日本肝胆膵外科学会ロボット支援膵体尾部切除プロクターに認定されました。
ロボット支援手術のプロクター認定は領域や術式ごとに行われ、消化器外科領域では当院で2人目であり、膵切除術としては初の認定となります。
高橋医師の取得した「ロボット支援膵体尾部切除プロクター認定(daVinci)」では、消化器外科専門医であることや高度技能専門医・指導医または技術認定取得者であることに加え、術者として膵切除20例以上の経験(そのうち、ロボット支援膵切除術10例以上、ロボット支援膵体尾部切除5例以上を含む)が求められました。
この認定制度は、日本肝胆膵外科学会が肝胆膵領域の安全な手術の導入と術式の安全な普及を目的として定めているものであり、ロボット支援膵切除術に十分な経験と実績があり、安全に指導できる医師が認定されます。
ロボット支援手術は、内視鏡下の手術野で特殊な器具を用いて行う手術であり、高度な技術が要求されます。 また、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」は術者への触覚によるフィードバックが無いため手術操作の習得には独自の教育プログラムが必要となります。
この手術において、術者として標準的な技量を取得し、他者によるロボット支援手術を 円滑且つ安全に指導できる(=プロクタリング)指導者(=プロクター)として認定されました。
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