2024/06/01
長野市民病院は、2024年6月より手術支援ロボット『ダ・ヴィンチ』の2台体制での運用を開始し、多くの患者さんに早期にロボット支援下手術が実施できる体制を整備しました。
当院のダ・ヴィンチの導入は、県内では信州大学医学部附属病院に続き2施設目でしたが、当院が導入した「ダ・ヴィンチSi」は第3世代にあたり、県内では初の導入でした。
2019年に更新した第4世代にあたる「ダ・ヴィンチX」を経て、この度「ダ・ヴィンチXi」を加えた2台体制となります。「Xi」は「X」をアップグレードした機種で、より操作性が向上します。
当院では、2013年4月のダ・ヴィンチ導入から前立腺がんを中心に多くの手術症例を重ねてきており、11年経過した2024年4月末現在では1,900例にまで達しています。
今後は、結腸がん、肝臓がんのダ・ヴィンチ手術も開始します。
より多くの患者さんに安全性の高いロボット支援下手術を提供できるよう努めてまいります。
ダ・ヴィンチは、1990年代に米国で開発され、世界中で導入が進んでいる最新鋭の手術支援ロボット(遠隔操作型内視鏡下手術システム)です。
より低侵襲(=身体への負担が少ない)で精巧な手術を提供することが可能で、日本では2012年4月に前立腺がん摘出術において保険適用され、その後も腎臓、直腸、胃、肺、子宮などさまざまな臓器への適用が拡大されています。
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