骨粗鬆症チーム
活動・概要・スタッフ構成
骨粗鬆症治療はこの20年の間に急速に進歩していますが、骨粗鬆症が原因となった脆弱性骨折の患者は増え続けています。治療薬は進歩しているのですが、どの薬剤も服用が容易とは言えないため骨粗鬆症治療が適切に実施できていないことが大きな原因です。
最初の骨折への対応および骨折リスク評価と、新たな骨折の防止、また最初の脆弱性骨折の予防を目的とした骨粗鬆症リエゾンサービスという取り組みが各国から報告されており、骨折発生率が低下し、トータルでは医療費も少なくて済むとされています。
一般社団法人日本骨粗鬆症学会では骨粗鬆症治療におけるリエゾンサービスの普及を目的に、骨粗鬆症の診療支援サービスに関わる医療職を対象にした『骨粗鬆症マネージャーレクチャーコース』という教育プログラムを策定し、普及・推進をすすめています。当院にも、7名の骨粗鬆症マネージャー(理学療法士4名、看護師2名、薬剤師1名)がおり、チームの中心として活躍しています。整形外科を始めとした医師、事務職員もチームの重要なメンバーです。
現在は、大腿骨近位部骨折の症例に対し、骨粗鬆症の評価と治療の多くの役割を担って活動しています。
特記
- 2016年 骨粗鬆症委員会および骨粗鬆症チーム設立
- 2022年4月 診療報酬改訂により二次性骨折予防管理料が新設
(骨粗鬆症の予防と治療ガイドラインに基づいて適切な評価及び治療等実施)
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