2024/09/13
長野市民病院では、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を導入した2013年4月より、前立腺がんを中心に多くの症例を重ね、この度2024年9月に手術件数が2,000例に到達しました。
2017年5月に導入から約4年あまりで甲信越地区で初めて500例に達しましたが、その後もさまざまな臓器への拡大を進め、手術件数も急増し、約11年半での2,000例到達となりました。
当院では本年6月より「ダ・ヴィンチ」の2台体制での運用を開始し、多くの患者さんに早期にロボット支援下手術が実施できる体制を整備しました。また、7月より新たに「結腸がん」でのダ・ヴィンチ手術を開始しており、今年度はさらに「肝がん(転移性肝がん含む)」「子宮体がん」の手術も開始するなど、より多くの患者さんに安全性の高いロボット支援下手術を提供できるよう努めています。
ダ・ヴィンチは、1990年代に米国で開発され、世界中で導入が進んでいる最新鋭の手術支援ロボット(遠隔操作型内視鏡下手術システム)です。
より低侵襲(=身体への負担が少ない)で精巧な手術を提供することが可能で、日本では2012年4月に前立腺がん摘出術において保険適用され、その後も腎臓、直腸、胃、肺、子宮などさまざまな臓器への適用が拡大されています。
なにをお探しですか?