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多発性骨転移に対するストロンチウム治療

ストロンチウムとは

当院では、多発性骨転移に対するストロンチウム治療を行っています。
ストロンチウム-89(メタストロン注)は、カルシウムと同族のアルカリ土類金属で、物理的半減期が約50日の高エネルギーβ線放出核種です。β線 の最大エネルギーは1.49MeVで、組織内飛程は平均2.4mm(最大8mm)です。体内においては、カルシウムと同様の動きをしますので、造骨活性の 高い部位に集積しやすい性質を有しています。したがって、造骨活性が亢進した骨転移病巣に多く集積し、骨転移病巣を局所的に照射することにより、多発性骨 転移による疼痛を緩和します。ストロンチウム-89の治療用放射線医薬品がメタストロン注です。

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適応について

以下のすべての基準を満たしていることが必要です。

  1. 組織学的ないしは細胞学的に固形がんが確認されていること(多発性骨髄腫は適応にはなりません)
  2. 骨シンチにて、多発性骨転移が認められること
  3. 疼痛部位に一致して、骨シンチでも集積が認められること
  4. 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)やオピオイドでは、疼痛コントロールが不十分であること
  5. 外部放射線治療の適応が困難な状況であること
    例;痛みにより治療の体位がとれない、治療が必要な部位が多いなど
  6. 本薬の臨床的利益が得られる生存期間(数ヶ月)が期待できること
  7. 十分な血液学的機能(白血球3000以上、好中球1500以上、赤血球300万以上、ヘモグロビン9.0以上)を有すること

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ご紹介時にご用意いただくもの

※ご家族が同居されている場合は、少なくともお一人は受診時に同伴でお願いいたします。

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お問い合わせ

連絡先 〒381-8551 長野市大字富竹1333番地1
診療予約(地域医療連携室)
TEL 026-295-1611 FAX 0120-115-295