当科では、がんの三大治療の一つである放射線治療を担っています。
がんを切らずに治療する根治的放射線治療から症状の軽減・改善を目的とした緩和的放射線治療まで対応しています。症例に応じて、強度変調
放射線治療(IMRT)や体幹部定位放射線治療(いわゆるピンポイント照射)といった高精度放射線治療を行うことで、より治療効果の高いもしくはより副作用の少ない放射線治療をめざしています。
放射線治療科部長 松下 大秀
頭のてっぺんから足の先まで、全身の臓器から発生した悪性腫瘍ならびに転移性腫瘍を、種々の放射線を用いて治療しています。
がんを切らずに治す根治的放射線治療から、症状の改善や疼痛軽減目的の緩和的治療まで行っています。
またケロイド防止やバセドウ病の眼症状などの良性病変も、治療対象になることがあります。
放射線治療単独、手術と併用した術前・術後の放射線治療、化学療法剤と併用した化学放射線療法を行っています。
放射線治療の方法は、ライナックと呼ばれる治療装置を用い、体外から身体の一部に放射線を当てる外部照射、放射線を出す小さな線源を直接体内に刺入する組織内照射、アプリケータという器具を腔内に挿入して、そこに小線源を送り込んで治療する腔内照射、そして放射線医薬品を服用ないしは静脈に注射して、ある特定の臓器に集積させ、そこの部位だけの放射線治療を行う内用療法があります。
2007年卒
役職 | 放射線治療科部長 |
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資格 | 日本医学放射線学会 放射線治療専門医・研修指導者 |
専門分野 | 放射線治療 |
1983年卒
役職 | 放射線治療科顧問 |
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資格 | 日本医学放射線学会 放射線治療専門医 |
専門分野 | 放射線治療 ※メタストロン外来 |
2024/04/01 更新
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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交替制 | ○橋田 巌 | ○松下 大秀 | - | 交替制 |
○:初診担当 / ◎:完全予約制 / ◆:紹介のみ / ▲:紹介、救急のみ / ▼11時診療開始
☆:午後のみ / ★第3週のみ / △:第2木曜日休診 / ◇:午前のみ
症例に応じて強度変調放射線治療(IMRT)や体幹部定位放射線治療といった高精度放射線治療を行うことができます。また、前立腺癌に対する治療として、低・中間リスク群に対するI-125線源を前立腺内に刺入する低線量率小線源治療、高リスクに対する、高線量率小線源治療を行うことができる点が当院の大きな特徴です。
子宮頸がんの腔内治療では、従来のA点線量処方ではなく、CT撮影を施行し各臓器の線量分布を作成した上で治療を行う、画像誘導小線源治療を採り入れています。また、組織内照射を併用したハイブリッドラルスも行っています。
バセドウ病に対するアイソトープ治療や去勢抵抗性前立腺がんの骨転移に対する塩化ラジウムの内用療法も行っています。
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