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がん手術・治療について

内視鏡手術

「内視鏡手術」は、がん治療のうち、早期である場合に適用されることが多い手術法のひとつです。
体表にメスを使わないので体への負担が少なく、入院期間も短くて済みます。
なにより手術によって臓器を失うことなくそのまま残すことが可能です。

内視鏡手術の対象となる疾患

内視鏡手術の対象になるのは、消化器系の中でも主に食道がん、胃がん、大腸がんです。

内視鏡手術のメリット

ダメージの少ない体にやさしい手術

内視鏡手術では、胃カメラなどの器具を口や肛門から挿入し、内部から腫瘍を切除します。
そのため、患部は人工の胃潰瘍のような状態になりますが、薬を飲めばそのまま治ってしまいます。
入院期間も短く、食道がんや胃がんなら6日、大腸がんでは2〜3日の入院で済みます。
また、手術中は静脈麻酔を使用しますから、あらゆる面で体への負担が少ないと言えるでしょう。

最大のメリットは「臓器を残せる」こと

よく「胃の2/3を摘出した」などと耳にすることがあるかと思いますが、内視鏡手術ではそうしたことはありません。臓器をそのまま残し、病巣部だけをしっかりと切除することが可能です。
ただし、がんである以上、再発する恐れがありますから、取り残しは決して許されません。
内視鏡手術であるからと言って、手術が簡単なわけではなく、通常は1〜2時間、難しい症例では3〜4時間かかることもあります。
時間をかけても、1回の手術できちんとすべてを取り除くことが大切です。

早期発見のための健診

健診の意義を知る

胃がんや大腸がんの場合、男女の割合はほぼ2対1ですが、食道がんでは5対1の割合で男性のほうが多く、その8〜9割の方は、飲酒や喫煙の習慣があると言います。
アルコールやタバコのリスクはやはり高いと言えます。
現在、人間ドックを受けることで全体の8割のがんを早期発見することが可能です。
ですから、がんが増えてくる年齢、男性であれば50歳、女性なら55歳を超えたら、症状がなくても定期的に健診を受けることをおすすめします。
症状がない早期のうちに発見できれば、治る確率は格段に上がり、治療による体への負担も少なくて済むのです。

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腹腔鏡下手術

腹腔鏡下手術とは、皮膚の上に開けた小さな穴からカメラ(腹腔鏡)や専用の手術器具を入れ、体内の様子をモニターしながら病巣部分のみを切除するという手術方法です。
開腹手術に比べ体への負担が少なくて済むため、術後の回復が早いというメリットがあります。

腹腔鏡下手術の対象となる疾患

早期がんだけでなく 進行がんにも対応

腹腔鏡下手術の対象になるのは、消化器系のがんの中では主に胃がん、大腸がん、食道がんが多いです。
従来は、早期がんを目的とした手術でしたが、医療機器の発達、技術の習熟により、当院では大腸がんや食道がんは進行がんであっても、腹腔鏡下手術で対応できるケースが増えています。
肝臓がん、すい臓がんについても、まだ始まったばかりですが、今後はさらに広がっていくと考えられます。

腹腔鏡下手術のメリット

術後の回復が早いのが最大のメリット

腹腔鏡下手術では、直径5ミリ〜2センチくらいの穴を4〜5つほど皮膚の上から開けて手術を行います。
そのため、お腹を大きく切って手術する開腹手術に比べると、傷が小さい、出血が少ない、痛みが少ない、といった特徴があります。
さらに臓器が空気に触れないため、腸閉そくのような癒着が起きにくく、手術後の回復が早いのが最大のメリットです。
入院期間も1週間から10日程度と、短く済みます。

手術中は、モニターを見ながら、器具を操作します。
拡大視できるので、臓器を構成している膜の一枚一枚まではっきりと見えます。
普段は見えにくい深い部位などを上下左右と、様々な角度から見ることもでき、細かな操作もより確実に行うことができるのです。

手術中は、モニターを見ながら、器具を操作します。
拡大視できるので、臓器を構成している膜の一枚一枚まではっきりと見えます。
普段は見えにくい深い部位などを上下左右と、様々な角度から見ることもでき、細かな操作もより確実に行うことができるのです。
また、同じ手術に当たっているスタッフ全員が同じ画面を見ることで情報を共有できますし、映像で記録が残るため、確認や検討がしやすく、皆でレベルアップしていけます。

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胸腔鏡下手術

胸腔鏡下手術とは、胸部の数か所に穴を開け、肋骨の間から胸腔内(胸の中)に鉗子(かんし)やカメラなどの手術器具を入れ、カメラで胸腔内を観察しながら肺の病巣を切除する手術方法です。
現在、当院の肺がん切除術の大部分はこの胸腔鏡下手術を採用しており、傷が小さく、手術後の痛みや在院日数が少ないのが特徴です。

胸腔鏡下手術のメリット

術後から退院まで最短4日低侵襲な手術を実現

胸腔鏡下手術は、従来の開胸手術とは違い、傷が小さくて済むだけでなく、肋骨や胸骨、筋肉などの切開や、肋骨の間を器械を使って大きく押し広げるなどの大変な作業が不要のため、術後の痛みが少なく回復も早い手術だと言えます。
開胸手術後の退院までの術後在院日数が平均12日であるのに対して、胸腔鏡下手術の術後在院日数の平均は約7日です。
経過が良い場合最短で4日、つまり開胸手術と比べて1/3の日数で退院する患者さんもいます。

大切なのは、がん細胞を完全に取り除くこと

当院における肺がんの手術療法の内訳は、胸腔鏡下手術がその大部分を占めています。
基本的には、ステージII までの患者さんが手術療法の対象となり、そのすべての患者さん
に対して、まずは胸の一部をほんの数センチ切開し、そこから胸腔鏡のカメラを入れて患部を観察することから手術は始まります。
その結果、想定外に進行していたりする場合は、開胸手術へ変更する場合もあります。肺がんの手術治療でもっとも重要なのは、がん細胞を完全に取り除くことです。
その中で可能な限り患者さんへの負担が少ない手術方法を選択しています。
胸腔鏡下手術は、傷痕は小さく済みますが、がん細胞を完全に取り除くことや安全に手術をすることを最優先に考慮した場合には、開胸手術の方が良いこともあります。それぞれの患者さんの状態に合わせ最適な手術を採用していきます。

肺がん検診について

非喫煙者の方でも一度は肺がん検診を!

意外に思われるかもしれませんが、たばこをまったく吸わない、しかも、受動喫煙する環境にないにもかかわらず肺がんが発生することがあります。
「腺がん」というタイプの肺がんで、女性の肺がんの約70%を占めています。
喫煙率の低い女性にとっては、肺がんは自分とは無縁のことのように思われるかと思いますが、非喫煙者の方も、是非一度は肺がん検診を、可能であればCT健診を受診されることをおすすめします。

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下垂体腫瘍摘出術

下垂体(かすいたい)とは、頭部のほぼ中央部に位置し、さまざまなホルモンを司っている非常に小さな脳組織です。
当院では開院以来、下垂体腫瘍摘出術を多く行ってきましたが、「神経内視鏡」という新しい医療機器によって、さらに確実で安全性の高い手術が行われるようになりました。

下垂体腫瘍の手術

県内では2施設のみが導入する神経内視鏡手術を採用 ※平成28年4月現在

下垂体腫瘍の手術は、ほとんどの場合、鼻腔(鼻の穴)から行います。
数年前までは、顕微鏡を用いた手術が主流でした。
顕微鏡手術では、鼻の先に置いた顕微鏡から鼻腔内に細長い器具を入れて手術を行います。
しかし、幅わずか1〜2センチ程度の鼻腔を通して、鼻の穴から十数センチも奥にある非常に小さな組織にメスを入れるのは至難の業です。
そこで当院では、最新の神経内視鏡手術を採用しています。

鼻から下垂体のごく近くまでハイビジョン内視鏡カメラを入れることによって、術野が格段に良好になり、より正確で細やかな手技が可能になりました。

ホルモンと下垂体

非常に小さい脳組織ながら多くのホルモンを司る“下垂体”

下垂体とは、頭部のちょうど中央部あたり、鼻の奥に位置する非常に小さな脳組織です。
大きさはわずか直径約1cm、小指の先ほどしかありません。
しかしながら、この下垂体の大きな特徴は、全身のさまざまな機能維持に関わる多種類のホルモンを分泌する中枢的な器官である、ということです。
下垂体腫瘍はこれらのホルモンを過剰分泌させることから、脳とは別の部位の身体の異常で発見されます。
さらに、下垂体のちょうど上側には、眼球からの視覚情報を脳に伝える「視交叉」という伝導路があります。
腫瘍で下垂体が肥大し、視交叉の圧迫を生じて、ものが見えづらくなる視覚障害で発見されることもあります。

下垂体腫瘍によって起こる代表的な3つのホルモン分泌障害

下垂体腫瘍は、下垂体の腺細胞が増える良性の病気です。
ですから、発見されてもすぐに治療が必要ない場合もあります。
治療が必要となるのは、以下の通りです。

  • ホルモンの分泌異常により、身体に何らかの障害が認められる場合
  • ホルモン分泌異常を伴わない腫瘍(「非機能腺腫」という)であっても、先に述べたとおり視覚障害が認められる場合、もしくは、腫瘍が大きくなってきた場合
    1.のホルモン分泌異常には、大きく分けて3種類のホルモン過剰産生があります。

1.プロラクチン

プロラクチンは、女性の場合、妊娠・出産に大きく関わりのあるホルモンです。
過剰産生により無月経や不妊症となり、婦人科からの紹介を受け、頭部の画像検査などによって下垂体腫瘍が発見されることもあります。
さらに、妊娠していないにもかかわらず乳汁分泌を起こします。
一方、男性では、乳汁分泌や女性化乳房(乳房が膨らんでくること)などの症状がまれに見られます。
また、見えづらいなどの視覚異常が認められることもあります。

2.成長ホルモン

成長ホルモンの過剰分泌により、鼻・唇・舌・手足などが異常に大きくなり過ぎてしまう「先端巨大症」という症状が出たり、成長を急がせる作用が加齢をも促進させることで、高血圧・糖尿病・大腸がんなどを合併することもあります。

3.副腎皮質刺激ホルモン

副腎皮質刺激ホルモンの過剰分泌は、「クッシング病」と呼ばれ、顔が丸くなる・体幹部のみ異常に太る・にきびができる・皮膚に割れ目や色素沈着が起きるなどの特徴的な症状が出現します。また、非常に不健康な状態であり、高血圧や高血糖による糖尿病を併発したり、うつ傾向になることもあります。

下垂体腫瘍によって起こる代表的な3つのホルモン分泌障害

糖尿病・内分泌内科と連携した万全の体制

下垂体腫瘍は、ホルモン分泌に関わる病気であることから、下垂体腫瘍の治療には薬物治療が第一選択となる場合があります。 さらには、術後の一時的にホルモン分泌が足りない状態にも薬物療法が必要となります。
こうしたことから、糖尿病・内分泌内科の専門医による診断・治療も非常に重要であり、当院では糖尿病・内分泌内科と脳神経外科が連携して万全の体制で下垂体腫瘍の治療にあたっています。

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