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呼吸器外科

呼吸器外科

からだに負担の少ない手術を積極的に実施し、患者さんの早期回復・退院に尽力

ご挨拶

肺がんを中心に、縦隔腫瘍や気胸など呼吸器疾患の外科的治療を取り扱う診療科です。
肺がんの手術では、ほとんどの患者さんに手術創が小さく痛みの少ない手術(胸腔鏡下手術やロボット手術)を行っており、患者さんの早期回復・早期退院に力を入れています。
また、早期の肺がんでは、術後の息苦しさなどの症状を軽減することを目的として、できるだけ切除する肺を少なくする区域切除も積極的に行っております。
がんの進行度や部位に応じてそれぞれの患者さんに適した手術を提案させていただいています。

当科では手術創を小さくすること、切除する肺をできるだけ少なくすることで、患者さんの体に負担の少ない手術を心がけています。

診療内容

原発性肺がんを中心に呼吸器疾患の外科的治療を取り扱い、日本呼吸器外科学会の専門研修連携施設に認定されています。手術創の小さな胸腔鏡下手術(VATS)やロボット手術(RATS)を積極的に導入し、早期退院を可能にしています。また、できるだけ肺を温存する区域切除も行っており、より患者さんの身体への負担の少ない手術をめざしています。

主にこのような方を診ています

  • 原発性肺がん
  • 転移性肺腫瘍
  • 自然気胸
  • 縦隔腫瘍
  • 胸壁腫瘍
  • 胸膜腫瘍
  • 手掌多汗症

1. 呼吸器外科の手術状況

最近10年間の手術数は1,383例で、年別の疾患別手術数をグラフ①に示します。

グラフ①

疾患別では、原発性肺がんが730例(全体の52.8%)と最も多く、自然および続発性気胸245例、転移性肺腫瘍140例、縦隔腫瘍96例などとなっています。

2. 原発性肺がんについて

手術法

原発性肺がんは、肺癌ガイドラインに沿って治療法を決定しています。Ⅰ、Ⅱ期は手術を優先し、Ⅲ期以上の進行がんでは化学療法を含めた集学的治療を行います。治療法は呼吸器内科、放射線科との合同カンファレンスで決定しています。
肺がんの標準的な手術法(術式)は肺葉切除術およびリンパ節郭清ですが、すりガラス様陰影が主体などの悪性度が低い病変に対しては、できるだけ切除する肺を少なくする部分切除術や区域切除術も行っており、可能な限り患者さんの負担の軽減を図っています。
当科ではVATSやロボット手術などの手術創の小さな手術を標準とし、症例によって手術創の大きな側方開胸を行っています。手術翌日から歩行を開始し、術後2〜5日でドレーンが抜け、術後1週間程度で退院となります。

治療成績

2013〜2022年の10年間の720人の開胸法と術式をグラフ②と③に示します。

グラフ②

手術方法では、VATSとロボット手術は、強度の癒着などのために途中で開胸に変更したものを除くと1370例(手術全体の88.1%)に行われました。

グラフ③

術式では主に悪性度が低い病変に対して負担の軽減を目的とした縮小手術(部分切除術および区域切除術)が約26.7%占めるようになりました。
2019年から2021年の3年間に手術を行った155人の術後入院期間は平均8.7日(2〜62日)でした。
VATS肺葉切除あるいは区域切除の83人で見ると平均8.7日で、77人(92.8%)が10日以内に退院しています。
肺切除を行っても日常の生活に支障を来すことは少なく、手術前と同等の生活を送れますが、喫煙が原因の慢性閉塞性肺疾患(COPD)を有する場合には在宅酸素療法が必要になることもあります。

3. 自然気胸について

自然気胸は、肺の虚脱の程度(縮み具合)によって、安静もしくは胸腔ドレナージ(チューブを胸の中に挿入し、縮んだ肺を広げること)を選択します。出血を伴わない場合には、ドレナージをしても入院せずに外来通院で経過を見ることもできます。
ドレナージ後に1週以上過ぎてもドレーンが抜けない場合や、再発を繰り返す場合には手術の適応です。また、出血を伴う場合には緊急手術の対象になります。手術はVATSで行い、術後2〜4日目に退院が可能です。

呼吸器外科領域でのダ・ヴィンチ手術を開始

2018年11月より、東北信初となる呼吸器外科領域(縦隔腫瘍)におけるダ・ヴィンチ手術を開始しました。また、2022年4月からは肺がんに対してもダ・ヴィンチ手術を開始しました。

ダ・ヴィンチ手術の特徴

  • 創が小さく患者さんの身体への負担が少なく、回復が早い
  • 鮮明な立体画像を見ながら操作できるため、より繊細な手術が可能
  • "手ぶれ"等の無い正確で複雑な手術が可能

ダ・ヴィンチ手術のイメージ

2023年7月7日改訂

全国肺癌登録調査について

当院では、患者さんにより良い医療を提供するため『肺癌登録合同委員会』による「全国肺癌登録調査研究事業」へ参加しております。
この事業は、全国の原発性肺がんに対する手術症例を解析し、その結果をもとに最新の肺がん治療成績の把握や、今後のがん診療に活かしていくことを目的としています。

研究計画書は、事務局である大阪大学 呼吸器外科学のホームページにも掲載されていますので、必要な場合はご確認ください。

個人情報の管理は厳重にしております。
ただし、事業と研究への参加を拒否される場合はご連絡ください。
拒否の申し出のある患者さんの診療情報の登録はいたしません。

ご理解、ご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。

大阪大学呼吸器外科 肺癌登録合同委員会について(外部リンク)

  • 竹田 哲 たけだ てつ

    2008年卒

    役職

    呼吸器外科部長
    ロボット手術センター科長

    資格

    日本外科学会 外科専門医
    日本呼吸器外科学会 呼吸器外科専門医

    専門分野

    呼吸器

  • 志村 昌俊 しむら まさとし

    2018年卒

    役職

    呼吸器外科医長

    専門分野

    呼吸器

2024/04/01 更新

○竹田 哲 ○志村 昌俊 ○竹田 哲 ○志村 昌俊 -

記号の説明

○:初診担当 / ◎:完全予約制 / ◆:紹介のみ / ▲:紹介、救急のみ / ▼11時診療開始
☆:午後のみ / ★第3週のみ / △:第2木曜日休診 / ◇:午前のみ

キーワード

  • 原発性肺がん
  • 胸腔鏡下手術(VATS)
  • ロボット手術(RATS)
  • 転移性肺腫瘍、自然気胸、縦隔腫瘍などの呼吸器疾患
  • 呼吸器外科専門医合同委員会 認定修練施設(専門研修連携施設)

特徴・特色

  • 原発性肺がんを中心に、転移性肺腫瘍、自然気胸、縦隔腫瘍など呼吸器疾患の手術を取り扱い、日本呼吸器外科学会の認定施設(専門研修連携施設)に認定されています。
  • 原発性肺がんの治療は、術前術後に呼吸器内科や放射線科と合同で検討会を行い、術式や補助療法、集学的治療などの治療方針を決定します。
  • 手術は主に胸腔鏡下手術(VATS) やロボット手術(RATS)で行っており、肺癌では術後5-7日、縦隔腫瘍術後約3日で退院が可能です。
  • 原発性肺がんの術式は肺葉切除術およびリンパ節郭清ですが、早期の肺癌の場合にはガイドラインに従い区域切除術などの縮小手術も積極的に行い、患者さんへの侵襲の軽減を図っています。
  • 出血を伴わない自然気胸はドレナージをしても外来通院が可能であり、通勤や通学も可能です。 1週間以上ドレーンが抜けない場合や、再発を繰り返す場合には手術を行います。手術はVATSで行い、術後数日で退院が可能です。

主な対象疾患名

  • 原発性肺がん
  • 転移性肺がん
  • 自然気胸
  • 縦隔腫瘍
  • 膿胸
  • 手掌多汗症 ほか

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