救急診療について

19:00〜翌6:00まで 026-295-1291(直通)
上記以外の時間帯 026-295-1199(代表)
救急診療について

メニュー

  • 医療関係者の方

  • 採用情報

  • 臨床研修・後期研修

放射線診断科

放射線診断科

外からはわからない体内の様子を画像にして、範囲や進行具合などを確認

ご挨拶

放射線診断科は、直接外来や病棟での診療に携わる機会が少ないため、一般にはあまり馴染みがない診療科だと思います。 当科は、院内で行われている様々な画像検査の診断と、IVR(インターベンショナルラディオロジー・画像下治療)を担当する診療科です。

画像診断業務ではX線CTやMRI、RI検査に読影レポートを作成することで、病気の診断に関わっています。

IVRは、血管撮影装置やCT、超音波装置を利用して、からだの表面から針とカテーテルを用いて行う様々な低侵襲治療です。腫瘍の治療や組織採取、出血や膿瘍の治療など様々な手技を行います。

放射線診断科部長 今井 迅

診療内容

画像診断は主に当院で行われているX線CT、MRI、核医学(RI)検査で撮られた画像を観察し、画像診断レポートとして各診療科に報告しています。

IVRは、血管撮影装置やCT、超音波装置を利用して、針とカテーテルを用いて体内深部に対して行う様々な低侵襲治療です。代表的なものに、肝臓や腎臓の腫瘍、臓器出血に対する血管塞栓術や、体内深部に発生した膿瘍などに対する経皮的なドレーン留置、がんなどの診断のための経皮的な生検(組織採取)などがあります。他にも針とカテーテルを使用した多くの治療法に対応しています。

IVR診療を行なっている
主な疾患・病態

血管系IVR

  • 肝細胞がんに対する肝動脈化学塞栓療法
  • 腎腫瘍に対する動脈塞栓術
  • 外傷性・術後性急性出血に対する経皮的止血術
  • 内臓動脈瘤に対する動脈塞栓術
  • 原発性アルドステロン症に対する副腎静脈サンプリング
  • 肝切除術前の門脈塞栓術
  • 悪性門脈閉塞に対する門脈ステント留置
  • 胃静脈瘤に対する逆行性バルーン閉塞下静脈瘤塞栓術・経皮的塞栓術
  • 門脈圧亢進症に対する部分脾動脈塞栓術
  • 急性上腸間膜動脈血栓症に対する血栓除去・溶解療法
  • 血管内異物除去

非血管系IVR

  • 超音波・CTガイド下経皮的生検
  • 肺結節術前CTガイド下VATSマーカー留置
  • 深部膿瘍に対する経皮的ドレナージ
  • 胆嚢炎に対する経皮経肝胆嚢ドレナージ
  • 内視鏡的治療困難な胆道閉塞に対する経皮経肝胆道ドレナージ・ステント留置
  • 術後難治性リンパ漏や乳糜胸水に対するリンパ管造影・漏出部塞栓術
  • 今井 迅 いまい しゅん

    1984年卒

    一言メッセージ

    放射線診断医は、「画像診断」、「IVR」という専門知識・技術を通じて、各診療科の先生方を様々な角度から支えている診療科です。直接お目にかかる機会は少ないですが、常に画像を通して患者さんのことを思い、日々診療にあたっています。

    役職

    放射線診断科部長

    資格

    日本医学放射線学会 放射線診断専門医・放射線科研修指導者

    専門分野

    画像診断
    インターベンショナル・ラジオロジー

  • 深松 史聡 ふかまつ ふみあき

    2010年卒

    役職

    放射線診断科副部長

    資格

    日本医学放射線学会 放射線診断専門医・放射線科専門医
    日本IVR学会 IVR専門医

    専門分野

    画像診断

  • 清水 茉莉香 しみず まりか

    2017年卒

    役職

    放射線診断科医長

    専門分野

    画像診断

  • 杉浦 和紗 すぎうら かずさ

    2020年卒

    役職

    放射線診断科医師

    専門分野

    画像診断

キーワード

  • CT・MRI・核医学診断
  • 肝がんTACE
  • 血管塞栓術
  • BRTO
  • 門脈ステント留置
  • 副腎静脈サンプリング
  • 経皮的穿刺・ドレナージ
  • リンパ管造影

特徴・特色

当科では、X線CT・MRI・核医学検査に対して、臨床情報と合わせて診断報告書を作成し、依頼元の診療に寄与するよう心がけています。病診連携室を通じた院外からの予約検査にも迅速に対応しています。

IVR手技は、血管造影を応用した血管系IVRとして、肝動脈化学塞栓療法(TACE)や、外傷・術後などの急性出血に対する経皮的止血術等の胸腹部や頭頸部の動脈系治療手技や、BRTO・PTOや経皮経肝門脈塞栓術、門脈ステント留置などの門脈系の手技も施行しています。肝がんのTACEは特に超選択的治療を原則とし、肝機能の温存と高い治療効果の両立を目指しています。原発性アルドステロン症に対する副腎静脈サンプリング(AVS)も県内有数の成功率を維持しています。

非血管系のIVRは、経皮的胆道系ドレナージやステント留置、膿瘍ドレナージや経皮的生検など、様々な専門的手技を施行し、県内では数少ない術後リンパ漏や乳糜胸に対するリンパ管造影や塞栓も施行しています。

なにをお探しですか?

ページトップへ戻るボタン