長野市民病院

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フットケアセンター

フットケアセンターのご案内

フットケアセンター開設しました

足には、さまざまな病気の症状が早期に現れます。しかしそれを見逃し、手遅れになることがあります。
長野市民病院は、足の病気や悩みに対応する窓口を広げるため、2018年1月、県内初となるフットケアセンターを開設しました。

センター長あいさつ

フットケアセンターのミッション

①歩行機能を守る

歩行機能を守るのイメージ

②足の疾患が原因となる転倒を予防する

足の疾患が原因となる転倒を予防するのイメージ

③足を診ることで全身を把握する

足の疾患が原因となる転倒を予防するのイメージ

④足や靴に対する意識を向上する

足の疾患が原因となる転倒を予防するのイメージ

フットケアセンターの体制

早期診断、早期治療につなげるために

当院は、これまで糖尿病患者さんを対象にした「フットケア外来」を開設していました。
しかし実際に足の悩みを抱えた方は多く、すぐに原因が分からないことがよくあります。
また、足の悩みを抱えた方が地域の診療所やクリニックにかかった際も、その医師が総合病院の専門医へ患者さんを紹介する際、どの診療科に紹介したら良いのか分からないという声が多くありました。

フットケアセンターは、そのような声を受けて、足の悩みを抱える患者さんの紹介の窓口を1つ(フットケアセンター)に集約し、そこから患者さん一人一人の症状にあった当院の各診療科の専門医へ紹介する体制を整えました(図1)。
センター化したことにより、診療所の先生方にとっては、より確実に、よりスムーズに患者さんを紹介できるようになり、また患者さんにとっても、足の悩みに対してより早期に診断、治療を受けることが可能となりました。

フットケアセンター開設後
図1:フットケアセンターの体制

1つの診療科だけでなく包括的に患者さんを診る

足にサインが出る閉塞性動脈硬化症をはじめとして足の疾患の治療には、複数の診療科の医師や看護師、理学療法士、臨床工学技士などさまざまな職種が一体となって治療にあたる必要があります。
フットケアセンターでは、地域の診療所やクリニックから足の悩みを抱えた患者さんが紹介された際、1つの診療科で治療を進めるのではなく、必要な専門医やさまざまな職種のスタッフが密に連携を取り診療にあたっています。

循環器内科の関わり

下肢の血流障害に対して、血管内治療を検討・実施します。また、血流障害から検討できる全身動脈性疾患などの診断・治療も行います。

心臓血管外科の関わり

下肢の血流障害の際、外科的な治療を最小限に抑え、内科的な治療ができるよう、循環器内科と密な連携をとっています。

整形外科の関わり

下肢の閉塞性動脈硬化症の症状の1つである間欠性跛行は腰部脊柱管狭窄症にもみられます。その場合は、整形外科が診察を担当します。

形成外科の関わり

下肢の小さな傷から潰瘍による傷に至るまで徹底した創部管理を行います。それにより血流障害の際の血行再建術の治療効果を高めます。

皮膚科の関わり

水虫や足裏のウオノメやタコなど足の皮膚の病気をはじめ、足の指の巻き爪など爪の病気まで、時に形成外科と協力して対応します。

その他にも

上記の診療科の他にも、臨床検査技師、理学療法士、臨床工学技士、リンパ浮腫療法士、皮膚・排泄ケア認定看護師、糖尿病看護認定看護師、外来・病棟看護師など多職種の医療スタッフが専門性を生かし、患者さんの足の悩みの解決にあたっています。

フットケアセンターへの受診方法

  • 患者さん、ご家族の方へ

    患者さん、ご家族の方へのイメージ
  • 地域の診療所の方へ

    地域の診療所の方へのイメージ