第1外来は、内科(呼吸器、消化器、循環器、肝臓、腎臓、糖尿病・内分泌、脳神経、血液)、膠原病外来、リウマチ科、小児科、脳神経外科、整形外科、形成外科、泌尿器科、耳鼻いんこう科(頭頸部外科)、精神科・心療内科、放射線診断科、放射線治療科、歯科口腔外科の13診療科と、院内外の透析を担当する透析センター、外来部門の全ての点滴や処置を行なう中央処置室で構成されています。
第1外来では、地域と病院をつなぐ窓口としての外来看護の役割や、通院で行う高度・先進医療を実践し市民の皆さまのニーズに応えています。
また、資格を活かし訓練を受けた看護師による糖尿病療養指導外来やフットケア、透析予防外来など専門性の高い看護を提供し、患者さんやご家族と日々の生活に寄り添った外来看護の実践をしています。
第2外来は、9つの診療科(心臓血管外科、消化器外科、乳腺外科、呼吸器外科、婦人科、眼科、皮膚科、臨床腫瘍科、緩和ケア内科)と、超音波・内視鏡センター、薬物療法センター、健診センターの3つのセンターを有しています。また、看護の専門性を生かしたリンパ浮腫外来や糖尿病フットケア外来など、看護外来も行われています。ホスピタルモールから、入り口の大きな格子戸を抜けるとオープンカウンターがあり、中庭の景色で、移りゆく四季を感じることができます。
看護師は、患者さんとご家族に最も近い存在であり、最適なケアをコーディネートする役割があります。私たちは、外来に訪れる多くの患者さんの気持ちに寄り添い、安心して治療を受け、また入院病棟や地域と連携して継続した看護を心がけています。また、在宅でも安心して過ごしていただけるように、療養指導に力を入れ取り組んでいます。
24時間365日救急対応できるような体制を維持し地域の救急医療に貢献しています。また、長野市消防局と協働した「救急ワークステーション」が運用されており、日は限定されますが救急車と救急隊員が常駐して活動を行い、救急医療の質向上に努めています。
そうした中、2024年2月より当院では初の院内救急救命士が採用となり働き始めています。また、地域災害拠点病院に指定され、災害時は速やかに対応できるようDMAT隊員と協力しER内の体制も整えています。
急病やケガなどで受診された患者さんの緊急性を短時間で判断し、治療・看護が提供できるように努めています。また、ERからスピーディーに診断に必要な検査や血管内治療が実施できるよう体制を整えています。
予期しない病院受診は、患者さんはもちろんご家族の不安も大きくなります。慌ただしいことが多い部署だからこそ、患者さん、ご家族の想いに寄り添うことを大切に看護の提供に努めています。
ICUは、急性期における集中治療と科学的根拠にもとづいた集中治療を提供できるようにチームで取り組んでいます。大手術後の患者さん、救急センターからの緊急入室の患者さんなど24時間体制で経過観察をし、集中治療・管理を必要とする病棟です。
高度医療が提供できるように万全な医療機器体制と病床の準備をし、いつでもスムーズに受け入れが出来るように対応しています。
患者さん・家族に寄り添った看護を行い、ICUにおけるストレス、孤独、治療からの苦痛が最小限になるように対応しています。特に人工呼吸器や生体情報モニター、ポンプなどの医療機器に囲まれた環境となるため、出来るだけ日常に近い環境を提供出来るように音楽を流すなど環境の工夫に心がけています。
HCU・ECUは、ICU (集中治療室)と一般病棟の中間に位置する病棟で、20床で運用しています。
緊急入院、大手術、ICUから移ってきた患者さんを対象に受け入れています。いつでもスムーズに受け入れができるように対応しています。
急な入院や手術後といった急性期の患者さんや家族の不安・ストレス・苦痛が最小限になるように、寄り添った看護の提供に心がけています。ICU 同様に、人工呼吸器や生体情報モニター、輸液ポンプなどの医療機器に囲まれた環境下の中での生活になりますので、出来るだけ日常に近い環境を提供できるように、調整もしています。
平成20年(2008年)6月より手術センターと名称が変わり、年間4,000件を超える手術を行っています。
手術センターでは、患者さんが安全・安楽な環境のもと、安心して手術を受けられることを目標に日々の看護を行っています。特に、術後の痛みコントロールは患者さんがより痛みが少なく術後を過ごしていただけるように、麻酔科医師と協力体制を組んで行っています。
また、今年度はロボット支援下手術の2台導入運用が始まりました(2024年6月~)。医師・看護師・臨床工学技師・メディカルスタッフの医療チームで、患者さんの侵襲が少なく且つ安全に取り組んでいます。看護では手術手順も電子化しました。手順の電子化は日々進歩していく医療の現場にあわせた看護の実践と、新人指導に大きく貢献できると考えます。手術看護が病院内で共通情報となり、患者さんの継続看護に活かすことができるように取り組んでいます。
2階東病棟は、2016年8月より地域包括ケアセンターとして4階東病棟でスタートし、2023年3月に新棟東館に移転しました。
急性期治療を経過し、病状が安定した患者さんに、引き続き在宅復帰等に向けて治療・看護・リハビリテーションなどを行い、安心して退院できるよう在宅復帰支援を行います。専従の理学療法士、専任の在宅復帰支援担当者を置き、訪問看護とも連携を密にして多職種協働で病院と在宅をつなぐ地域包括ケアシステムを支える病棟です。
2階東病棟では、入棟時より在宅での生活を視野に入れ、その生活に近づけた入院生活が送れるようにしています。リハビリスタッフが行うリハビリに加えて、生活回復リハビリを積極的に取り入れて看護しています。
また、患者さん、ご家族の意向に合わせて多職種合同のカンファレンスを行いながら住み慣れた場所へ安心して帰れるように退院調整を行っています。必要に応じて、リハビリスタッフと一緒に入院中ご自宅を訪問して日常生活の様子に合わせた支援を心がけています。退院後は、訪問看護師に同行してご自宅での様子を理解することで病院から在宅へつなぐ看護の質の向上をめざしています。
2階南病棟は、消化器外科、整形外科、皮膚科、小児科の病棟です。
予定手術の患者さんの他に、緊急入院・緊急手術となる患者さんや化学療法・緊急の処置が必要となり入院する患者さんもいます。乳幼児から高齢の方まで、幅広い年齢の方が入院されています。手術だけでなく、検査や点滴治療など、患者さんができるだけ不安や辛さが少なく、安全で安心した療養生活が過ごせるよう心がけています。
2階南病棟は、病室の窓が大きく患者さんの中には病棟から臨める景色に癒されることもあるようです。
手術を受けられる患者さんには、できるだけ不安なく手術に臨んでいただけること、手術後は順調に回復していただけることを目標に看護をしています。手術後、点滴やドレーン類があり、創痛もあり、なかなか動くことが大変ですが、合併症予防と早期回復に向け、早期離床をすすめています。また、リハビリなど多職種と連携を図りながら、退院に向けた支援を行っています。
手術により身体の制限が生じてしまう患者さんもいますが、患者さんの気持ちに寄り添い、患者さんの持っている力を信じ支えていけるよう心掛けています。患者さんの言葉に私たちも元気をいただき、それを励みにしながら看護をしています。
3階東病棟は脳神経外科、脳神経内科、糖尿病・内分泌内科、救急科の混合病棟です。
脳卒中の患者さんや、慢性神経疾患の治療、レスパイト入院、糖尿病で生活指導や教育入院の患者さんなどを受け入れています。
脳血管疾患により麻痺や失語といった症状のある患者さんが多いです。そのため、患者さん一人ひとりのADL(日常生活動作)に合わせた患者中心のケアや、後遺症の障害受容のための患者さん・ご家族の方への支援に努めています。
自立支援には多職種とのチームワークが欠かせません。
専門的リハビリテーションを継続し、多職種と連携し、患者さんの自立度や方向性について検討し、患者さん一人ひとりに合わせた看護を行っています。
SCU(stroke care unit)は、脳卒中を発症した患者さんの急性期治療を行い、予後の改善に努める病棟です。
脳神経外科、脳神経内科の医師および看護師、専従のリハビリスタッフなど脳卒中チームにより治療や看護、早期からリハビリが行われます。
緊急入院の慌ただしい中でも、患者さんが安心して入院生活が送れるように、患者さんやご家族の方に声をかけ不安を和らげてもらえるようにしています。
異常を早期発見できるように細かく症状の観察を行い、できるだけ早く入院前の生活に近づけるように早期から多職種と連携し援助しています。
がん治療(薬物療法、放射線療法、緩和ケア等)を行う患者さんを、診療科を問わず受け入れている病棟です。その他、急性疾患の患者さんも受け入れています。
患者さんが安心して治療を行い退院できるように、また、病気や治療に伴う心身のつらさを和らげ療養生活を送ることができるように、多くの医療専門職と連携し、患者さんを支援しています。患者さんの思いやニーズを受け止め、理解と納得のいく意思決定につながる支援をめざしています。
透析センターは、2023年3月の東館の竣工に伴い本館から移設しセンター化されました。
ベッド数は25床(外来20床、入院5床)に増床され、月~土曜日まで午前・午後の二部制で血液透析治療に対応しています。また、腹膜透析治療やその他血液浄化療法なども行っています。
透析センターでは、慢性疾患を抱える患者に対し、看護師による腎代替療法指導、慢性腎臓病透析予防指導、フットケア、透析中運動療法を実践しています。また、安全・安楽な透析治療のサポートを行っています。更に、患者さんのセルフケア行動の維持・向上を目指した在宅療養支援や心理的支援も大切にしながら患者さんやご家族に寄り添った看護を実践しています。
4階東病棟は整形外科、形成外科、耳鼻いんこう科の病棟です。
予定手術の患者さんの他に緊急入院、緊急手術の患者さんが多く、交通事故や転倒、転落など不慮の事故による患者さんの入院が多くなっています。 幼児から100歳までと年齢層も幅広く、ほぼ毎日手術が行われています。
早期離床は、術後患者さんの身体状況の悪化やADL(日常生活動作)の低下、術後新たに生じる合併症など様々なリスクを回避するために非常に重要であり、リハビリテーション科と連携を取りながら可能な限り早期離床を行っています。
また、突然の受傷で身体が思うように動かず今後への不安を抱えている患者さんの気持ちを、きめ細やかに受け止めるように努めています。特にベッド上や車イスでの生活をされている患者さんには、気持ちよく過ごして頂けるように患者さんと相談しシャワーや洗髪等の清潔ケアにも力を入れています。
4階西病棟は、婦人科、呼吸器外科、乳腺外科、歯科/歯科口腔外科、消化器内科など、様々な診療科の患者さんが入院される混合病棟で、女性の患者さんが多い病棟になります。
手術や内視鏡治療等を受ける患者さんが多いため、患者さんが安全に治療を受け、治療後に安心して退院できるようにサポートしています。
手術・薬物療法・放射線療法・内視鏡治療・経皮的ラジオ波焼灼治療など、様々な目的で入院される患者さんに寄り添い、症状の緩和と不安の軽減に努めています。
多職種と連携し、患者さんが退院後も家庭や社会で役割を果たしながら、安心して療養できるように支援しています。また、女性特有のデリケートな悩みをもつ患者さんの心に寄り添い、思いやりのある看護を提供しています。
5階東病棟はベッド数42床で、循環器内科、心臓血管外科、腎臓内科を担当する病棟です。
心臓カテーテル検査、血管内治療、ペースメーカー植え込み術、心臓血管外科手術など急性期における治療だけでなく、人工透析、心不全患者など慢性疾患における治療や教育、指導など幅広く行っています。
看護の質の維持・向上をめざし、心のこもった安全な看護の提供を心がけています。
急性期の疾患や慢性疾患の急性増悪で緊急入院される高齢者も多く、地域医療連携室のスタッフやリハビリスタッフと協力して、患者さんやご家族の退院後の療養場所の意向を確認しながら、入院時から今後を見据えた退院支援を行っています。
安心して退院できるよう、医師を始めとした多職種で構成された認知症ケア、排尿ケア、NST、心臓リハビリなどチーム活動等と協働し、患者さんの早期社会復帰に向けチームで検討しています。
消化器内科・泌尿器科・呼吸器内科の混合病棟です。
消化器内科は内視鏡検査・治療など幅広い消化器疾患を受け入れています。泌尿器科は、前立腺がん、膀胱がん、前立腺肥大症等に対する手術療法を目的とした患者さんを受け入れています。ロボット支援手術、尿路変向術など、術前から術後、その後の生活指導まで一貫した管理を行っています。呼吸器内科は肺炎の治療や在宅酸素の導入などを受け入れています。
急性期、慢性期の両側面を持っている病棟です。看護チームはもちろん、多職種と連携し、患者さん一人ひとりにあわせた質の高い治療・看護を行うために頑張っています。
看護の質の維持・向上をめざし、心のこもった安全な看護の提供を心がけています。
急性期の疾患や慢性疾患の急性増悪で緊急入院される高齢者が多く、地域医療連携室のスタッフやリハビリスタッフと協力して、患者や家族の退院後の療養場所の意向を確認しながら、早期から今後を見据えた退院支援を行っています。担当看護師を中心に医師を含めた多職種で構成された認知症ケア・RST・NSTなどチーム活動等と協働し、患者さんの早期社会復帰に向けチームで検討しています。
日々の看護実践では清潔ケアに特に力を入れており、口腔ケアはもちろん、特殊浴、部分浴など計画し実施しています。
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